ナスやパプリカ、トマトやズッキーニといった夏野菜を煮込んだラタトゥイユは夏の定番料理。発祥は定かではありませんが、1900年代はじめに成立したと考えられ、1953年に上梓されたキュルノンスキー(郷土料理をまとめたフランスの美食家)の著作には現在のものとほぼ変わらない作り方のものが紹介されています。
今回の工夫はトマトの使い方。トマトの香りはどの部位に多く含まれているのか、考えたことありますか?
ラタトゥイユ
玉ねぎ…半分(100g)
黄パプリカ…1/2個
ズッキーニ…1/2本
ナス…1本
ピーマン…2個
トマト…1個(150g) 中玉なら3個
にんにく…1片
オリーブオイル…大さじ3
塩…5g
トマトペースト…大さじ1
はちみつ…小さじ1
イタリアンパセリまたはバジル…適量
1.玉ねぎ、黄パプリカ、ズッキーニ、ナス、ピーマン、トマトは1cm角に切る。にんにくは皮を剥き、軽く潰す。塩を計って、ボウルなどに準備する。
2.鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、中火にかける。泡立ってきたら、ナスとズッキーニと塩2つまみを入れ、炒める。しんなりしてきたら、パプリカと塩ひとつまみを加える。
3.パプリカをしばらく炒めてしんなりとしてきたら、玉ねぎとピーマン、塩2つまみを入れ、さらに炒める。焦げそうになったら火を弱め、全体がしんなりとしたら、トマトペースト、トマトとトマトのヘタ(あるいは枝)を入れ、残りの塩を加え、ざっくりと混ぜる。蓋をして弱火で10分間煮込む。
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