noteがアイドルの間で流行ってる?
──おふたりは、それぞれnoteのヘビーユーザーです。発信の場にnoteを選んだ理由は?
朝長 HKT48にいた頃、ぐぐたす(Googleが運営していたSNS「Google+」のこと。現在はサービス終了)をやっていたんですけど、それとは別に長文がかける場所がほしいとずっと思っていて。前からnoteがやりたかったけど、なかなか事務所の許可が下りなかったんです。卒業したので、すぐやってみようと思って。
──少し前まで、アイドルの発信の場といえばアメブロ一強体制でした。なぜnoteに着目したんですか?
朝長 私より先に卒業して、noteを開設した元メンバーの伊藤来笑さんが「使いやすいよ」と教えてくれたんです。noteって、クリエイターの人たちがたくさんいるイメージもあったし、いろんな方と交流できたらいいなと思って。
──最近は指原莉乃さんや柏木由紀さんなども使い始めていて、アイドル・元アイドルの利用が増えている印象もありますよね。大木さんは、noteを早くから活用しています。どんなところに惹かれていますか?
大木 デザインが、クリエイター向けだなと思っています。UI(ユーザーインタフェース)が洒落ているから自分の文章なのに輝いて見えるんですよ。フォントなども自分の文体にマッチするし、個人のアカウントなのに、ひとつのメディアみたいに見えるのが素敵だなって。
あと、アイキャッチを差し込むときも記事の内容にマッチした写真を差し込みやすいですし、更新頻度があんまり関係ないところもいいなと。毎日のブログ形式ではなくて、「エッセイ」や「コラム」を発信したい人にも相性が良いSNSだと思います。「量より質」のメディアですよね。
朝長 おしゃれっぽく見えるし、使いやすいんですよね。
大木 最近、有料記事も始めました。ずっと無料記事にこだわってきたけど、今は100円でもいいから課金設定して入り口を狭めてみるのも実験的にいいかな、と感じています。「この記事は無料にしよう」とか、「この記事は少額だけど有料にしてみよう」とか、いろいろ調整できるのもnoteの利点だと思って。
朝長 私も、サークル機能(noteの課金制コミュニティ機能)を使うようになりました。月額1,000円だから、私のことが好きで興味がないと入らないし、安心感があるんですよね。「今日こんなことしました」「最近はこんなことをしています」とか、何気ない日常を発信しています。Twitterとか無料で見られる場所とは少し変えて書いてますね。更新頻度は決めず、気が向いたときだけやっています。
SNSをたくさん使う派と厳選派、それぞれの戦略
──朝長さんは、noteのほかにもTikTokやYouTubeなどさまざまなプラットフォームを使い分けて運用していますよね。いくつも並行して発信する理由は?
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