わかる日本書紀

鷹の古語は倶知(くち)【第16代⑪】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第2巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第16代、仁徳天皇の御代のお話。

鷹狩の始まりと雁(かり)の産卵

仁徳四十一年三月、キノツノ(紀角宿禰)を百済に派遣して、初めて国郡(くにこおり)の境界※1を分け、詳しく国の産物を記録※2させました。
このとき、百済王の親族のサケノキミ(酒君)は、礼を失することがありました。
それで、キノツノは百済王を責めました。 百済王は畏まって、鉄の鎖でサケノキミを縛りソツビコ(葛城襲津彦)に従わせて差し出しました。
こうしてサケノキミは来朝しましたが、すぐ石川錦織首(いしかわのにしこりのおびと)※3コロシ(許呂斯)の家に逃げ隠れ、
「天皇は、すでに私の罪を赦してくださいました。これから、あなたを頼って暮らしたい」
と欺いて言いました。
久しく経って、天皇はその罪を赦しました。

四十三年九月一日、依網屯倉(よさみのみやけ)※4アビコ(阿弭古)が、変わった鳥を捕まえて、天皇に献上して言いました。
「私は、常に網を張って鳥を捕まえていますが、いまだかつて、このような鳥を獲ったことがございません。不思議に思って、献上しました」

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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