クッキー馬鹿にしてるんですか?謝罪してください」

声の大きな人の悪意ある言葉に傷つき、流されない! 慶應社会人ビジネススクールの人気講師が言葉の暴力に立ち向かう方法を解説する『屁理屈に負けない! 悪意ある言葉から身を守る方法』(5/29発売)。16種類の屁理屈のテクニックと対処法が記された本書の冒頭に記された「あるくだらない議論」とは?

編集者同士のTwitter上での不毛な議論

 自称「議論研究家」の私にとって、興味深いネタを提供してくれるTwitter。そこで先日も「くだらない議論」を見つけました。(なお、それぞれの発言は論旨が変わらない程度に私が編集しています)

 発端は、ある男性編集者(Aさんとします)が「献本へのお礼を直接でなくSNSに流すのは、自分にはコネがあるということを言いたいだけとしか思えない。書物が社交の道具に貶められている」とツイートしたことでした。

 その意見に反応したのが同業の女性編集者(Bさん)。「その解釈は狭量だ。本の情報がSNSで拡散されることに意味がある」と意見します。

 するとAさんは、「情報を拡散して本の宣伝ができればいいという考えには同意しない。書くことは断念することであり、編集は捨てることであり、出版は閉じ込めることだからだ」と反論します。

 ここまでは良かったのです。

 メリットとデメリット、リスクとリターン。モノゴトには多様な側面がありますから、献本に対しても異なる意見が出てくるのは当たり前で、両者の意見にはそれぞれちゃんとロジック(理屈)がある生産的な議論です。

 しかし、「出版とは閉じ込めること」に続けたAさんの次のような発言で、残念ながら「まともな議論」が一気に「くだらない議論」に突入します。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
屁理屈に負けない!言葉の暴力に立ち向かう

桑畑 幸博

SNSでの誹謗中傷、職場のパワハラ、セクハラ、家庭のモラハラ、ワイドショーの扇動的なコメント……現代社会に蔓延する声の大きな人の悪意ある言葉。しかし、そのほとんどは「聞く価値のない屁理屈」に過ぎない! 慶應社会人ビジネススクールの人気...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

alexandre_ishii 生産性を劇的に低下させる「 2ヶ月前 replyretweetfavorite