病院が足りていない地域、過剰な地域はどこか。医療経営コンサルティングを行う「グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン」の協力で、公開データを基に偏差値形式で推計した。
偏差値は平均を50と置いたうえで、それぞれのデータの平均からの隔たりを測るもの。今回の偏差値で、どの数値からが過剰あるいは不足とは言い切れないが、偏差値が70に近い、あるいは40に近いということは、医療資源(病院や医師)が全国平均よりかなり乖離(かいり)していることを示している。医療資源の地域的な偏在を示す参考として見てほしい。
具体的には、市町村での人口10万人に対する、①急性期病床(急患や重症に対応)数、②回復期病床(急性期の後の治療に対応)数、③常勤医師数、の3つのデータを用いて、偏差値を算出した。
その結果を3つの表で示した。「病院と医師が不足している地域」、「病院数が過剰な地域」、「高齢者医療が足りない地域」である。
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