週刊東洋経済
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病院が消える#6】病院統合の成功例、機能分化で生き残り図る
人口減少が加速する地方都市では、患者の減少や医師不足によって、現在あるすべての病院がこのまま存続するのは難しくなっている。
人口減少が加速する地方都市では、患者の減少や医師不足によって、現在あるすべての病院がこのまま存続するのは難しくなっている。
医療人材の効率的な配置や患者の無用な奪い合いを避けるため、全国各地で病院統合の動きが本格化しつつある。次の図は各地で検討されている地域を代表する病院の統合だ。公立病院だけではなく、JA厚生連や赤十字など準公的病院、企業が設置する病院なども含まれている。
理事長が粘り強く調整 国の施策も追い風
統合の成功例とされているのが山形県酒田市にある2つの公立病院の統合だ。2008年に似通った機能の病院を1つにした。さらに現在では地元の開業医を巻き込み、医薬品でも統一的な基準を設けてコスト削減に取り組んでいる。
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この連載について
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