病院が消える#2】病院経営がわかるQ&A

企業経営との違い、赤字になるとどうなるか。患者も知るべき基礎知識を専門家が解説する。

メディチュア代表取締役
野村ヘルスケア・サポート&アドバイザリー シニアコンサルタント/渡辺 優

 企業経営との違い、赤字になるとどうなるか。患者も知るべき基礎知識を専門家が解説する。

【Q1】そもそも病院とは? どんな種類がある?

【A】 「今日は病院に行ってくる」と言うとき、入院機能のある病院を指すときもあれば、入院機能のないクリニックを指すときもある。両者は違うものだが、一緒くたにされることが多い。

 法律上は、入院用のベッドが20床以上ある医療機関が「病院」で、それ未満の医療機関は「診療所」と呼ぶ。医療関係者は病院について語るとき、一般に前者の定義を用いている。

 病院にはさらにいくつかの分類がある。「救急車で搬送される」「手術室でメスを振るう」イメージの病院は「急性期病院」という。突発的な病気やケガのときにかかる病院だ。

 急性期病院以外にも、「回復期病院」「慢性期病院」という種類がある。回復期病院は、手術が終わり、体の様子が少し落ち着いた人の療養する病院で、リハビリテーションが中心となる。

 慢性期病院は、長期にわたる療養が必要な人がかかる病院である。高齢者が多く、寝たきりになるなどで在宅では治療の難しい患者がかかる。

 「どこが運営しているか」という運営主体での分類も重要だ。

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