これからのデジタルマーケティングの成否を握るものは何か?

9月18日・19日に行なわれた、デジタルマーケティングの一大イベント「ad:tech Tokyo(アドテック東京)」。モデレーターとして公式セッションに登壇した川上慎市郎さんが、アドテック東京の舞台裏を通して実感したのは、デジタルマーケティングにおける「意識格差」でした。 グローバル競争にうちかつために、企業がやるべきこととは?

9月18日から19日にかけてデジタルマーケティングの総合カンファレンス、「ad:tech Tokyo(アドテック東京)」が行われました。

前回のコラムでも、今年は私が公式セッションに初登壇しますというご案内をしました。私の登壇したセッションに来てくださった方には、アドテックの中ではかなり毛色の変わった討議内容を、それなりに楽しんでいただけたのではないかと思っています。

しかし、私自身はモデレータとしてセッションの準備が忙しすぎたのと、ちょうど期間中に別の用事が入ってしまったのとで、2日間じっくりとあちこちのセッションを聴いて回った昨年とは異なり、他のセッションをほとんど聴くことができませんでした。

ですが、その代わりにスピーカーだけが参加できるイベント中のパーティーや、スピーカー専用の控え室などに出入りしてさまざまな業界のキーマンの方々と直接お話をする機会に恵まれました。


Facebook主催のクロージングパーティーのようす。
スピーカーは、Facebook日本法人マネージング・ディレクター岩下充志氏。


クロージングパーティーで催されたライブ・ペインティング。

今日のコラムではそんな「アドテック東京の舞台裏」で見聞きしたことの感想と、そこから透けて見える今後のマーケティング分野のトレンドについての予想を、少しまとめてみたいと思います。

事例が積み上がるも、「目新しいこと」はなし

昨年のアドテック東京2012では、スマートフォン時代の到来、そして「ビッグデータ」というバズワードが紹介されたものの、それをどのようにしてマーケティングに結びつけていけば良いのかが見えにくくなり、どのプレーヤーも立ち止まって考え込んでいる状況のように見えました。

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R30::リローデッド

川上慎市郎

グロービス・マネジメント・スクールでマーケティングを教える川上慎市郎さんが、若手ビジネスパーソン向けに、マーケティング、メディア、そして教育について、深くやさしく解説をします。かつて有名ブログ「R30::マーケティング社会時評」を運営...もっと読む

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tetsumi69 CMOの必須条件は45歳以下!!【第26回】 約5年前 replyretweetfavorite

adtechtokyo グロービス川上先生初登壇、レポート https://t.co/GaVcvIjMRz 約5年前 replyretweetfavorite

sadaaki cakesを作ったのも、コンテンツのデジタルマーケティングという課題を解決するためなんだけど、ユーザ体験すべてに関わってくるから難しいし、面白いです。 約5年前 replyretweetfavorite

R30 昨年もそうでしたが、ますます人材、しかもCMOクラスの育成の必要性が強まっているという感じでした。【第26回】 約5年前 replyretweetfavorite