3月14日
朝から大げんか。
昨夜のうちにほうじ茶を淹れておいたのに、手付かず。
これね。
ふさは水を飲まない。特に朝飲まない。
「これだったら飲む」というのでペットボトルの水をまとめて注文し、ほうじ茶も買っている。
「これから妊娠出産したいならお願い。朝起きたら水を飲んでくれ」
了承されたと思っていた。なのに。
こっちはさ、何もあやしげな健康ドリンクを飲めと強要しているわけではない。
麦茶のペットボトルを、開けて差し出しても飲まない。
先日一緒にご飯を食べたふさこの弟の妻も、弟が水飲まないと言っていた。
三輪家では食事中、水を飲むことを禁じられてきた。
これは気の毒な呪縛なのだ。
ふさこのお父さんはヘビースモーカーだったこともあり、68歳で大腸ガンから脳梗塞を併発した。介護生活は6年間に及んだ。ずっと世話をし続けたお母さんには感服しかない。
(これ何度も書いてますよね、読者のみなさん、ふさこのお母さんごめんなさい)
遂にお父さんは僕とかずふみと言葉を交わすことは叶わなかった。
ふさとお父さんは似ている。本人も認めているほどに。
僕はふさに、お父さんの晩年のようになってほしくない。
世間一般の家庭だったら、「朝起きたら水飲んで」「わかった」。それで実行されて済むことが、うちでは一大事になる。
ふさが家を出た後も執拗なメール攻撃。
あたまが狂いそう。
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