サクちゃんへ
こんにちは。
雑談のお仕事の調子はどうですか?
この間から、直接対面でない「オンライン雑談」も始めたと聞きました。
会わない雑談は、会う雑談とずいぶん異なるんじゃないでしょうか。
発見などあったら、ぜひ教えてくださいね。
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サクちゃんの「やりたいこと」論、とってもおもしろかったです。
“自分で「やりたいからやる」と決めて行動するとき、必要なのは責任ではなく、覚悟なのだと知りました。そこに飛び込む勇気と、飛び込んだ後も心と行動を近づけていくには、「断固として変わらない覚悟」ではなくて、「決め続けて変わり続ける覚悟」が必要なのだと思います”
特にこの一節、心からうなずきました。
本当にその通り。必要なのは責任ではなく、覚悟です。
「やりたいこと」を構成する4つの要素を、サクちゃんはこのように分けていました。
・自分がよろこぶこと(単純な欲)
・もともと持っている性格や性質
・できること
・時間やお金の使い方
「やりたいこと」というと「自分がよろこぶこと」だけにフォーカスしがちだけど、それを「続ける」となると、残りの三つもすごく大事ですよね。
性格や性質に合っていないと単純にしんどいし、できることが自覚できていないとそれを仕事に結び付けられない。そして時間やお金の使い方は現実問題超大事で、ここが「続けられる」かどうかの要のような気もしています。
わたしの場合を当てはめると、こんな感じです。
・自分がよろこぶこと(単純な欲)
→文章を書きたい、問いに対して言葉でアプローチしたい、人の話を聞きたい
・もともと持っている性格や性質
→ひとりや少人数行動が好き、屋内でコツコツ同じことをするのが好き
・できること
→書くこと、インタビューすること、問いを立てること
・時間やお金の使い方
→体力がないので睡眠時間はしっかり欲しい。残業や徹夜ができないので、平日10-18時できっちり働きたい。
お金は生活維持に必要な分と、少額でもきちんと貯蓄・投資できる額(教育とか健康とかおしゃれとか)があれば。あまり浪費はしないタイプ。
という感じでしょうか。
今はなんとかこの4つのバランスがとれていて(とれているのかな?)、「やりたいことをやっている」状態ではあるのですが、これからもまだまだ調整を続けていくと思います。
あちらを立てればこちらが立たず……
自分が「やりたい」と思うことをするとき、よくそんなことを思います。
やりたいけれど技術が足りないとか、お金は欲しいけど性質に合わないとか。
だけどそんな中でも、絶対に立たせなくてはいけない「あちら」さえはっきりしていれば、それ以外の譲歩はできなくはありません。
「それ以外の譲歩はできなくはない!」と、どこか喧嘩腰でいることが、わたしの「覚悟」なのかもしれないな。
この4要素を書いてみて、そんなことを思いました。
そしてそういう覚悟ができている限りは、どんな行動を選んだとしても、心が近くにあるのだと思います。自分に「よし」と言うことができる。今はわたしも、なんとか言えています。
サクちゃんの4要素の内訳も知りたいです。
よかったら、教えてください。
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ところで「心と行動を近づける」って、すごく素敵なルールですね。
サクちゃんがそうしようと考えるようになったこと自体、とても素敵なことだと思います。
心から応援しているし、わたしもそうしたいと思いました。
最近考えていることがあります。
それは「自信ってなんだろう?」ということです。
つい最近、コロナウイルスの影響で、ほとんど仕事がなくなってしまったことがありました。そのときはさすがに自信をなくして、「もう文章で食っていけないんじゃないか……」と思ったり、まわりの方々を見て「みんな変わらず仕事しててすごいな……」「わたしは必要とされてないんじゃないか……」と落ち込んだりしました。
でも、落ち込みながらもふと、「自信」って人からの評価や、人との比較や、時代や情勢の変化に裏付けられているのか?と思ったんです。
そんなふわふわグラグラしたものなのか、わたしの「自信」はよ?と、このときもやや喧嘩腰で思っていました。
それでずっと「自信ってなんだろう?」ということを考えていたのですが、先日ふと、Netflixの『クィア・アイ』という番組を観ていて、答えがわかったような気がしました。