天皇とイワノヒメ皇后の大げんか②
♦前回のお話はこちら→「皇后の居ぬ間に妃候補を連れ込むも即バレた【第16代⑦】」
天皇は、十月一日、的臣(いくはのおみ)の祖・クチモチ(口持臣)を遣わして、皇后を呼びました。
クチモチは筒城宮に行って、皇后に申し上げましたが、皇后は黙ったまま答えません。
それで、クチモチは時雨に濡れながら、昼夜を通して皇后の宮殿の前に伏して、去りませんでした。
クチモチの妹のクニヨリヒメ(国依媛)が、皇后に仕えていましたが、このとき、皇后の側に控えていました。
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