夏の旅行は、8月からのGoToキャンペーンが断然お得!

県境をまたいでの移動制限が解除され、夏休みに旅行を考えている人も多いでしょう。ほぼ毎月旅行にでかける経済評論家の佐藤治彦さんは、8月から始まる政府の新型コロナウィルス対策である「GoToキャンペーン」が断然お得だといいます。ルールを知って賢く申し込めば、旅行代金が実質半額になるのだとか。

株主優待券でふらり日光旅行

6月末に日光に行った。日帰り旅行だ。

去年の年末に新宿を歩いていたら金券屋さんで東武鉄道の株主優待券が格安で売られていた。このチケット1枚で東武鉄道に1回乗れる。最長距離乗ってもいいものだ。
価格は6月末まで有効で片道800円。往復1600円。浅草から日光まで正規に乗れば片道1390円。
東京からのパックツアーの観光バスで出かけると日帰りで1万円くらいから。そこで2枚買った。
6月末までにふらっと日光に出かけようと計画をしたのだ。
まさか、コロナウィルスの問題でこんな世の中になると思ってなかったけれど。

パックの日帰り旅行は1万円だが、集合時間までに出かければあとはお任せで楽チンだ。
ガイドが付く場合もあり理解も深まる。
少なくともバスの中で、目的地に着く心配などしないでガイドブックで見どころや歴史などを調べることに集中できるし、旅する人と楽しいおしゃべりに興じることもできる。
ということで、効率的にポイントを抑える観光にとてもいい。
だからよく利用する。

ただし、今回は自分で行くことにした。理由はいくつかある。
まずは、先に述べたように価格が安いこと。もちろん日光を1600円で楽しめるわけではない。
社寺の入場料がいる。今回は東照宮と日光山輪王寺の三仏殿に入場したので、それぞれ1300円、400円の拝観料がいるし、日光に行くなら華厳の滝も見たいので、そのための現地の交通費も必要だ。
今回は日光駅から中禅寺湖までの乗り放題チケットで2100円。合計3800円。
金券屋で買ったチケットを入れて、5400円。
1時間以上早く着く特急に乗るなら特急券も必要で、そちらは乗る電車によって違って、1500円くらい。ま、8000円は超えてしまう。
バス観光のほうには弁当も付いたりするので、価格的にはトントンという感じだ。

一人日帰り旅行の良さ

自分で行く日帰り観光にも良さがある。
よく言われるのが、自分のペースで観光できること。道に迷ったり、事前の調べものをしたりと面倒な部分も旅の楽しさのひとつだという人もいる。
それ以上の良さは、当日の天候を知ってから決行できることだ。これが宿泊を伴うものだったり、事前に振替のできない乗車券を買うものでは叶わないこと。
例えば、前日の天気予報で明日は晴れだ、雨ですと天気がわかる。
私が狙うのは暑すぎない、あまり晴れていない、でも雨も降ってない曇りの日。これなら夏の日に外を歩く観光でも体力を奪われないからだ。

また、当日の体調や気分次第で急に行くことも、やっぱりやめたと中止することもできる。ここが自分で行く日帰り観光の良さだ。

日光に出かけたのは、小学校の遠足で行ったきり。日帰りで行けるところにあると思うと、いつでも行けると余計に行かないものだ。
私の住む三軒茶屋から田園都市線は東武鉄道に直結している。
早起きして5時25分ごろの電車で南栗橋まで向かう。 まだ空いている時間なので座席に腰掛け眠ってしまう。南栗橋駅で東武日光行きに乗り換え。箱形の4人がけの座席。旅気分が上がる。

車中にはマスクをした高校生などの通学の風景もあり、急行の窓から景色が変わっていくのを楽しんだ。

午前8時20分過ぎに日光に到着。駅の案内所で寺社の拝観券と地元バスの一日券をクレジットカードで購入。寺社を賢く回るにはどうすればいいですか?と質問。
すると、二荒山神社(ふたらさん)から回るといいと言われた。そのほうが道が下りになって楽だからという理由。 ということで、世界遺産めぐりバスで、二荒山神社まで行く。

二荒山神社

その後、新道の杉並木を10分弱歩いて、東照宮。流石に子どもの頃の記憶は薄い。
大修復を終えたばかりの社寺は眩いばかりに輝いている。
陽明門、三猿、眠り猫、唐門、鳴き龍など、持ってきたガイドブックを見ながらゆっくり鑑賞。新型コロナの感染リスクに備えた新しい日常の観光対応になっていた。

最後に日光山輪王寺のどでかい黄金色の3仏。こちらも大修復したばかりで美しい。
何でも大屋根を外して大仏を持ち上げ、京都まで運んで綺麗にしたとのこと。ゆっくり急坂を下って世界遺産エリアの入口にある神橋(しんきょう)へ。
逆回りだったら疲労度が全然違った。質問してよかった。
神橋から中禅寺温泉行きバスに乗る 。20分ほど待ち時間があったので目の前の土産物屋さんを覗く。
バスに乗って第一いろは坂を楽しみながら終点まで。秋の紅いいろは坂もいいけれど、初夏の若々しく輝いている今の時期もいいものですね。

日光東照宮の眠り猫。意外と目立たない場所にあるのはご存じでしたか?

華厳の滝をじっくり鑑賞。
エレベーターで降りて見ることもできるが(往復570円)今回はすぐそばの展望台から鑑賞。
ここからでも滝壺までしっかり見られて大満足。
帰りのバスの時間を調べ中禅寺湖を散策。当初は遊覧船に乗る予定だったのだが、霧が出て曇り空が雨雲になってきたので、今回はここまで。
バスの時間まで湖畔から水面を眺め、今度は第二いろは坂で東武日光駅へ。
帰りの電車の時間を調べて、駅前で簡単な食事。 現地の滞在時間5時間弱でこれだけ楽しめた。

次は最近気に入ってる秩父を再訪する予定。
昨年末は夜祭り、先日は、秩父神社と駅周辺の札所、そして長瀞のライン下りと、ミシュランが強烈プッシュしてる宝登山神社(ほどやま)を見たので、次は三峯神社と札所めぐり2回目で出かけようと計画中。
鎌倉や千葉の木更津にも出かけたい。
行く日に行くかどうか決める、日帰り旅行は気軽で楽しい。今年の夏の旅行にぴったりだ。

大修復したばかりだという日光山輪王寺

実感したこと。今の国内旅行は外国人旅行者がほとんどいないので(いま日本国内に300万人の外国人が住んでるので皆無ではない)ほぼ日本人という旅を楽しめます。
だから、寺社では厳かな雰囲気が復活していて、要らぬストレスもなくいいものでした。
別に外国人嫌いではないのですが、ヨーロッパのカテドラルの中では静かにすることを求められ従う外国人旅行者。なのに、なぜ日本の寺社の境内では、それを尊重できないのかといつも残念に思っていたからだ。

旅行代金が実質半額になるGoToキャンペーン  

さて、これから夏のバカンスシーズンです。が、今年は8月から始まる政府の新型コロナウィルス対策であるGoToキャンペーンを意識しないで旅行計画を立ててはもったいないです。
なぜなら、ルールを知って賢く申し込めば、旅行代金が実質半額になるからです。

今回の日光ふらり旅は、団体のバス旅行で行くのと、自分で手配していくのと予算はトントンと申し上げましたが、8月から始まるキャンペーン期間中は異なります。団体旅行の方が圧倒的に得です。
日帰り旅行も旅行会社を通して申し込むと、ツアー代金2万円までの日帰り旅行の場合なら、半額分のメリットがあるからです。1万円のバスの日帰り旅なら、実質5000円になるのです。
嬉しいですよね?
では、このGoToキャンペーンについて、6月24日現在発表になっていることをご紹介しましょう。
まずはメリットの中身から。

旅行代金の割引と買い物クーポンがもらえる

メリットはその7割程度(旅行代金の35%分)が旅行代金の割引、3割程度(同15%)が旅行先で使えるクーポン券となります。
クーポン券は、旅先の施設利用、乗り物、食事、おみやげ、地元特産品などに使えることになっています。また、3割程度というのは、クーポンが1000円単位だからです。
2万円の日帰り旅行なら、1万円のメリット。その内訳は、旅行代金が7000円割引で、クーポンが3000円つく、とわかりやすいのですが、2万円の日帰り旅行なんてなかなかありません。
1万円の日帰り旅行だと、その按分がどうなるのか。クーポンが1000円分か2000円分か。つまり、割引は4000円なのか、3000円かまだ不明です。
ただ、いずれにせよ半額分のメリットがあるということは決まっています。
ちなみにクーポンにお釣りは出ません。

つまり、1万円のバスツアーなら、支払う金額は7000円。さらに2000円のクーポンがもらえる。もしくは6000円で1000円のクーポンとなるわけです。
どちらでも、お土産を買うのにちょうどいい金額ですね。
というわけで、GoToキャンペーン中に旅をするのであれば、このメリットを考えずに計画を立てるのはもったいないというわけです。
今回の僕のように、個人でふらりと日帰り旅行をしても、GoToキャンペーンのメリットはないのです。

みずみずしい緑が映える神橋

ただし、個人で旅する場合でも、日帰りでなく、宿泊するのなら、宿泊代の半額分のメリットがあります。1泊につき4万円まで、その半額分。つまり1泊2万円分までメリットがあります。3泊だったら最大で6万円分までメリットがあることになります。

こちらもメリットは70%分が値引き、30%は現地で使えるクーポン券となります。
ですから、2万円の部屋の宿泊であれば、支払う金額は1万3000円。さらに、3000円分のクーポンがもらえます。
2泊なら、支払う金額は2万6000円、6000円分のクーポンです。すごいですよね。
ただし、行き帰りの電車や飛行機代、高速料金などの交通費は対象になりません。
華厳の滝

しかし、こうした交通費や、現地の入場料、食事代、もちろん宿泊費まで実質半額にしてしまう方法があるのです。
それは、日帰りバスツアーと同じく、団体のパックツアーに申し込むことです。
宿泊1日につき2万円までのメリットがあります。
つまり、1日につき4万円までの旅行なら実質半額です。2泊3日なら8万円まで、3泊4日なら12万円まで。半額分が割引とクーポンで戻ってくるのです。ほとんどの国内の団体旅行なら、この価格の中に収まるものでしょう。

例えば、3泊の沖縄や北海道のツアーで旅行代金が6万円となれば、旅行代金は3万9000円。さらに9000円分のクーポンがもらえるということになります。
俄然旅行に行きたくなりましたね。

宿泊数や利用回数の制限ナシ

申し込み開始は8月から。宿泊数の制限、利用回数に制限はありません。
ということで、僕も8月になったらツアーを申し込もうと思います。反対に8月までのツアーには全く割引はないので近場をぐるぐるする予定です。

個人で旅行する場合には、宿泊代以外は得することはできないのでしょうか?
大丈夫です。パックツアーの中には、旅の大きなパーツ、例えば、鉄道や飛行機、現地のレンタカー代などが包括されている個人旅行向けパックツアーの旅行商品もあるからです。
これなら、実質は個人旅行でも、目的地までの飛行機代や新幹線代なども団体割引に加え、半額分のメリットがあるということになりますね。GoToキャンペーンの恩恵を受けられるのです。

今回の話のまとめです。
今年の夏以降の国内旅行はGoToキャンペーンのメリットが受けられるものを考える。
まずは、団体旅行は、交通費、観光料金、宿泊費、食事代まで全部入ったパックツアーが、ツアー全体に対して半額のメリット(1泊につきメリットは2万円まで)があってとてもお得です。
団体旅行は避けたいのなら、交通手段、宿泊、アミューズメントパークの入場券など、別々に申し込むのではなく、まとめて支払う個人旅行向けパックツアーに注目しましょう。
ということで、今年の国内旅行はGoToキャンペーンの恩恵を受けられるかを確認しながら申し込みましょう。

見落としがちだが気を付けたい注意点

最後に注意しておきたいこと。
特に高額のパックツアーを選ぶときに注意してもらいたいことがあります。それは、旅程にあるものが確保されているかです。

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佐藤治彦

経済評論家にして旅行マニアの佐藤治彦氏が、73の国と地域を自腹で旅してわかった、旅を堪能するコツと技術! 主要な観光地を効率的に廻ってくれて、チケットやホテルの手配いらず、スーツケースも運んでくれて、何かと便利なパックツアー。一方、自...もっと読む

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ito_senpai1 @SatoHaruhiko ????? https://t.co/Vadkg2g1pR 2ヶ月前 replyretweetfavorite

SatoHaruhiko 旅好きのかたに是非知ってもらいたい、GoToキャンペーンで得する方法。損しない方法。まずは8月までは旅行しないこと。旅行するなら近場の日帰り。8月から得する申し込み方は? コロナでの閉塞感。少しでも得して楽しい思いをしましょう。 https://t.co/3pw9RmvM3j 3ヶ月前 replyretweetfavorite