あなたはオレ様信長タイプと
相性がいい?
人を気質の違いで「信長」「秀吉」「光秀」「家康」の4タイプに分ける気質学について、第1回の連載で解説しましたが、なかでも“取り扱い要注意!”なのがオレ様気質の信長タイプです。オレ様といっても男性とは限りません。職場や学校、家庭、身近な交友関係の中にも、老若男女の信長タイプが潜んでいます。
同じ信長タイプでも、あなたの気質が4タイプの中の何タイプかによって対応が全く違ってきます。
「同じチームなのに、なんでこんなに扱いに格差があるわけ?」「どうしてあの人ばかりかわいがられるの?」——信長タイプに対してこうしたさまざまな違和感を覚える人が多いのは、各タイプの気質によって信長との相性のよしあしが異なるからです。それぞれの相性を知ると、信長タイプの攻略ポイントが明確にわかり、関係性が格段によくなります。
今週から「信長VS秀吉」「信長VS光秀」「信長VS家康」、そして「信長VS信長」の相性のよしあしを順番に解説していきます。今回は「信長VS秀吉」の相性と攻略法を新刊『オレ様信長のトリセツ』よりご紹介します。「自分は何タイプだろう?」という人は、第1回の連載のチェックテストでご確認ください。
信長VS秀吉は相性抜群!
信長と秀吉は、互いにとても相性がいい関係性です。歴史的に見ても、信長は秀吉を下っ端の足軽時代からかわいがって重要なポジションに抜擢し、秀吉も誰よりも忠実で優秀な家臣としてそれに全力で応えて大出世を遂げました。
面倒見がよい親分肌の信長タイプは、無邪気な仔犬のように全力で相手の懐に飛び込んでくる秀吉タイプを本能的に「かわいい💛」と好意的に感じます。
上下関係をまったく気にしないフラットな精神の秀吉タイプは、信長のように「1番」に全然こだわらず、感情表現も豊かなので、「信長さんはやっぱ最高っすね‼」と大絶賛しがちです。疑い深い信長も、秀吉の手放しの賞賛にはぐっと心をつかまれ、ますます秀吉をかわいがるというラブラブの蜜月関係になります。
信長以外を「1番」と
賞賛してはいけない!
秀吉タイプは上限関係にこだわらないがゆえに、「信長さんもすごいけど、光秀さんも、家康さんもすごいよね!」などとケロッと言うことがあります。そうすると、「1番が命!」な信長タイプは、とたんにゴキゲンななめになってしまいます。信長タイプは自分が常に1番でないと我慢できないので、たとえ二枚舌であっても、「やっぱ信長さんが1番!」とヨイショしておくのが得策です。
秀吉タイプは喜怒哀楽がとても激しい傾向があるので、いっときの感情に任せて信長を裏切るような言動をすると、信長の逆鱗に触れるので気をつけましょう。人一倍プライドが高く、人に頭を下げるのが我慢ならない信長は、一度機嫌を損ねると、自分から折れてくることはまずありません。
一方、上下関係を気にしない秀吉タイプは、人に頭を下げることがまったく苦ではありません。もし、「信長を怒らせたかも!?」と思ったら、何が悪かったのかを反省しつつ、すぐに「大変申しわけございません!!」と頭を下げまくりましょう。そして、今後2度とこんなことはしないと誓うことで、信長タイプとの関係悪化問題の早期解決を図ることができます。
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