「スゴ伸び」が効く理由3
肩甲骨が正しい位置に戻って姿勢がよくなる
一般的な伸びは、大きく両手を広げてバンザイのような形をとります。それに対して「スゴ伸び」は、手首をクロスし、両腕を内側にひねって腕を上げます。なぜ、それが効くのでしょうか。
ポイントは、肩甲骨がダイナミックに動くことにあります。
肩甲骨は、肩を下げる・上げる、胸を開く、背中を開く、腕を下げる・上げるなど、さまざまな動きに貢献しています。ところが、現代人は体の使い方がアンバランスになっているため、肩甲骨の動きも悪くなっていることがあります。
だから「スゴ伸び」は、自然と「肩甲骨がダイナミックに動く」仕組みを用意しました。それが、このポーズです。これにより、肩甲骨が内側にぐっと寄り、さらにそこから体をさまざまな方向へ伸ばすことで、肩甲骨がダイナミックに動きます。その結果、肩回りの筋肉がほぐれ、肩甲骨が本来の位置に戻り、姿勢が改善。気道と血管がストレートになることで血流も促され、体の不調が消えていくのです。