第13回】行動観察と心理学的分析で潜在的な顧客ニーズを発見

データだけではわからない潜在的な顧客ニーズをつかむにはどうしたらいいのか──。多くの企業に共通する課題を打破する手法の一つとして「行動観察」が日本でも活用されるようになった。

 あるドラッグストアでは日によってシャンプーの売れ筋が変わる。平日は高級ブランドがよく売れるが、週末は一転、安いタイプのほうがよく売れる。その理由は販売時データを集計するPOSからはわからず、“謎”だった。

 さまざまな情報がデジタル化され記録される昨今、「ビッグデータ」と呼ばれる巨大なデータ群を活用することに関心が集まっている。しかし、高級シャンプーが平日に売れる謎は集積されたデータでは解けなかった。これを解明したのは「行動観察」という手法だ。

 行動観察とは、人の動きを徹底的に観察し、気付いたことを科学的に分析し、問題解決策を見いだす手法だ。分析には主に三つの学問領域を応用。直接観察や聞き取りで他者を理解するエスノグラフィー、知能と身体の特性などを理解する人間工学、そして心理学だ。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

週刊ダイヤモンド

この連載について

初回を読む
心理入門 効果絶大!  ~人の心を動かす技法~

週刊ダイヤモンド

トップ営業マンは心理学を知らなくても優秀なのだから、営業に心理の知識など必要ない──。本当にそうだろうか? 優秀なビジネスマンを観察すると、本人は意識せずとも「心理テクニック」に当てはまる会話や行動がめじろ押しだ。心理の基本を学べば彼...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません