第19回】ワインは魔法の飲み物

フランスはブルゴーニュで、ワインを作る仲田さん。今回は、そのワインをめぐる不思議な出来事をご紹介します。仲田さんが「ワインは魔法の飲み物」というその理由とは……? 心温まる、ほっとするコラムをお楽しみください。


今年植えた苗が、もうこんなに大きくなりました。9月9日撮影

ワインにたずさわるようになって、23年が経ちました。
長い時間つきあう中で、いつしかワインのことを魔法の飲み物のように感じるようになったのは、世間でよく言われる「ポリフェノールが体にいいから」とか、「ワインが病気を治した」などが理由ではありません。

ワインは、人を集める。ワインは人を楽しくさせる。ワインは人をわかりあわせる。 
ワインには、人を動かす不思議な力があるように思えてなりません。

私も、ワインを通じて知り合った人たちや、お会いした方は数しれず。
ほかの仕事をしていればとても会えないような業種の方、各界の著名人、世界の実業家、富豪……それこそ老若男女と多くの方に会う機会をもらいました。

そこで感じたのは、どんなに有名な人でも、どんなにお金持ちでも、ワインの前では関係なく語り合う、一種独特の雰囲気があるということ。
大学の先生にワインを教える学生さん、社長にワインについての自分の考えや哲学を語る従業員の方など、ワインが地位をとっぱらってしまうような、とてもほほえましい光景をよく見かけました。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

ケイクス

この連載について

初回を読む
ワイン通信・ブルゴーニュの村から

仲田晃司

フランスはブルゴーニュのジュブレ・シャンベルタン村でワイナリーを経営する日本人醸造家・仲田晃司さんはじめての連載。仲田さんのワインのラベルには「天・地・人」という文字がきざまれています。2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

ino_kanji cakesはワインの作り手の記事もあるのですね。ぼくをも饒舌にしてくれる!と信じて酒場で飲み続けよう。 3年以上前 replyretweetfavorite

tommynovember7 ワインが人を引き付けるのか、人のいる所にワインが出るのか。場の雰囲気がワインを必要とするようなことがあるのかも。 3年以上前 replyretweetfavorite