週刊ダイヤモンド
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第10回】 古典的テクニックの使い回しに相変わらずだまされる理由
心理テクニックは活用する人の動機次第で、ビジネスの道具にも犯罪の道具にもなる。ここでは悪徳商法や宗教の霊感商法など、犯罪的手口に使われるパターンを詳しく見ていこう。
「自分が好きなタレントとやりとりをするために有料サイトに登録した。1年ちょっとでサイト業者に260万円も支払ったのだが、だまされたのだろうか」──。
この数年、国民生活センターにはこの手のネット詐欺被害の相談が数多く寄せられている。「サクラサイト商法」と呼ばれている詐欺手法だ。
このケースでは、無料のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で、自分の好きなタレントを公表していた30代の女性の元にある日、そのタレントをかたる人物からメールが届いたことが発端だった。
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この連載について
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トップ営業マンは心理学を知らなくても優秀なのだから、営業に心理の知識など必要ない──。本当にそうだろうか? 優秀なビジネスマンを観察すると、本人は意識せずとも「心理テクニック」に当てはまる会話や行動がめじろ押しだ。心理の基本を学べば彼...もっと読む
著者プロフィール
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