会話を続けるために女性に質問を続ける…それ、間違ってます
男性が会話の中でやたらと質問をしてくる姿は、正直かなり不快です。異様なプレッシャーを感じるし、正直、話したくないことだってあります。まるで尋問のようなやりとり…。この時間を心から楽しいと思える女性は、おそらくいないと思います。
男性側の"質問をし続けなければ、会話が途切れて終わってしまうのでは?"という不安な気持ちは分かります。でも本来、コミュニケーションとはそういうものではないはずです。
例えば、相席屋やバーのような場所では、初対面の男女で会話をするシーンがあります。そのようなシチュエーションで多くの男性がやりがちなのが、女性に絶え間なく質問をして気まずさを埋めること。「名前は?」「いくつ?」「仕事は?」「どこから来たの?」「2人は友だち? どういう関係?」「よくここ来るの?」「今日はなんで来たの?」…もう非常に疲れます。出会いの場は、女への質問コーナーじゃありません。
出会って5秒でこうしたガチガチに向かい合った会話をすることは、ビジネスの世界では普通でしょうが、男女の関係を深くする効果はありません。むしろ、初っ端からこんな面接官のようなテンションで向かっていくと、相手の女性の心に壁ができてしまいます。
例えば私の場合、相席屋やバーで出会って3分程度の男性に「仕事なにしてるの?」と聞かれたら、本当のことを言いたくないなと感じます。私の友人で社長秘書の女性も同様で、「まだ仲良くない男性に社長秘書だと伝えると、勝手なイメージを持たれたり、変に持ち上げられたりするのでニガテだ」と言っていました。
これはもしかすると、男性の中にも同じように感じている人がいるかもしれません。特に経営者をはじめとする"お金を持っている人"や"地位のある人"、"いい会社に勤めている人"は、初対面の相手にそのことを言わない人も多いですよね(とりわけ警察官の人なんかは、出会いの場で職業を隠したがる傾向にあります)。
家の場所や来店頻度をたずねるのも同様に悪手です。女性側が「まだよく知らない人に家の場所を知られたくない…」「よく来ていると思われるのは嫌だ…」と少しでも感じてしまったら、その会話は失敗なんです。こうした懸念から女性に1つでも嘘を付かせたら、2人の関係が進展する可能性はグッと低くなってしまいます。
初対面の女性との会話は必ず【仙人モード】で
初対面の女性との会話では、向かい合った質疑応答スタイル(→←)よりも、同じ方向を見て共感し合うスタイル(→→)を意識しましょう。例えば、次のような会話がオススメです。
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