#33 【実例】「エラー」が生んだポスト・イット

今やビジネスやコミュニケーションに欠かせないツールである、米3M社製のふせん「ポスト・イット」。実は、この製品も「エラー」(#30)によって誕生した。

 1968年、3M社の研究者、スペンサー・シルバー氏は、接着力の強い接着剤の開発のため実験を繰り返していた。しかし、「よく付くが、簡単に剥がれてしまう」という、変わった特徴を持つ接着剤ができてしまった。通常はこうした失敗作はすぐに捨てるのだが、「何かに使えるのではないか」という直感を頼りに、社内のあらゆる部門の人に使い道がないか尋ねて回った。

 テープ製品の研究者、アート・フライ氏は、ある日、教会で賛美歌集のページをめくると、挟んでいたしおりがヒラヒラと落ちた。それを見て、シルバー氏が開発した接着剤を思い出す。

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