第10回】"学び"を加速する教育系デジタル・ツール集約サイト「Edsurge」「Edshelf」

今まで何時間もかけていた作業が、あるウェブサイトの存在、URLを知ったことでほんの一瞬のうちに終わってしまう・・・。ソーシャルメディア上のデータ分析だったり、情報の検索・調査だったり、今日の私たちは、溢れかえるデジタル・ツールの恩恵を被る機会が多くなっています。


Edsurge Edtech Indexのホームページ

今まで何時間もかけていた作業が、あるウェブサイトの存在、URLを知ったことでほんの一瞬のうちに終わってしまう・・・。ソーシャルメディア上のデータ分析だったり、情報の検索・調査だったり、今日の私たちは、溢れかえるデジタル・ツールの恩恵を被る機会が多くなっています。

そろばんから電卓、エクセル、Googleドキュメントのオンライン表計算ソフトへ。ファックスから電子メール、SNS、そして無料通話アプリへ---コミュニケーション、コラボレーションの変化は、もはや止められないほどのスピードで進化を続けています。時に、ついていくことは不可能ではないかと感じることさえあります。

そんななか、教育業界で活用できるデジタル・ツールを集約したサイトにとても興味を持ちました。最新のツールが分野別にカテゴライズされていて、詳細なレビュー、評価が添えられています。また、検索も可能なインデックスサイトがすでに複数存在します。

そこで今回は、以下2つのサイトを紹介しようと思います。教育分野のために作られたものとはいえ、"学び"を加速するための便利ツールはビジネス、コミュニティ運営など、あらゆる場面で活用できると感じるからです。

「Edsurge」が作成した教育関連ツール集

2011年2月にベテランのテック系ジャーナリストと教育系スタートアップの起業家により設立されたニュースサイト「Edsurge (エドサージ)」は、配信するニュースのスピード、質、独自のセンスなどが評判を呼び、「エドテック」(教育とIT分野)の業界関係者の必読メディアと言われています。そのEdsurgeがこの6月に開設したデジタル・ツール集約サイトが「Edsurge Edtech Index(エドサージ・エドテック・インデックス)」です。

このサイトには現在、約650もの教育系ウェブサービスやアプリが登録されています。まず、授業の内容・カリキュラムに関するもの、教室での学習をより効果的にするためのもの、学校の運営に関するもの、大学など高等教育分野に関するものなど、大きなカテゴリー別に分類されています。

協業を促進するためのコラボレーションツール、学習効果測定ツール、大規模公開オンライン講座(Massive Open Online Course = MOOC、ムーク)など、様々な目的別のカテゴリー分けがされた上で、各サービスにの概要説明、Edsurgeでの関連記事、レビュー、紹介動画などを見ることが出来ます。

日本の教育現場ですぐに活用できるものではないかもしれませんが、プレゼンテーション、協業のためのコラボレーションツール、語学学習ツールなど、教育分野の最先端ツールの動向を網羅的に俯瞰するにはとても便利なサービスです。今後新しく生まれるサービスも蓄積されていくということで、折に触れてチェックしておきたいツール集です。

"使える"ツールのコレクションを作成する「Edshelf」

次に紹介するのは、教育関係者が自分たちで気に入ったツールのリストを作成し、そのれを共有し合うプラットフォームサイト「Edshelf(エドシェルフ)」です。

元ヤフーのソフトウェアエンジニアがパートナーとともに2012年に立ち上げたこのサイトは、あくまでも利用者が主体となります。目的も立場もリテラシーレベルも異なる教育関係者が、自分に合うツールのコレクションを作成できるサービスです。「Edsurge Edtech Index」のような専門的な紹介記事はありませんが、そのかわり、多様なユーザーが次々にリストを作成し、レビューを書き込み、そして新しいツールの追加も出来るという点が画期的です。

ツールのカテゴリーを見ると、「キュレーター」、「ビデオ・カンファレンシング」、「マインド・マッピング」、「ファイル・シェアリング」など、教育分野の用途に限らない、実に多様なカテゴリー群の中に、数多くの便利ツールが登録されています。

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市川裕康

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umezawa_t 英語のサイトなので敷居が高いけど、時間がある時にちょっと見てみよう。 #fb // "学び"を加速する教育系 5年弱前 replyretweetfavorite