山ガールブームの仕掛け人 PEAKS・ランドネ10周年

【山の新勢力①】
2009年。日本の登山雑誌業界にそびえ立つ「山と溪谷」「岳人」という双璧に挑む、少々変わった新参者が現れた。ホビー雑誌社の枻出版社が創刊した「PEAKS」と「ランドネ」である。

 「競合2誌と争っても意味がない。ならば、これまで山に関心がなかった読者に集中すべきと考えた」と、2誌の立ち上げを担当したPEAKSの朝比奈耕太編集長は振り返る。30代の男性とそれに女性という新規顧客だ。

 PEAKSでは、登頂にはこだわらずテントで山旅を楽しむスタイルを押し出し、若手男性をターゲットにした。ランドネでは派手な色のタイツとその後一世を風靡することになる“山スカート”で山に登るという、当時は考えられなかったスタイルを提案したのだ。山ガールブームは、百名山ブームが終わりかけていた当時、新たな客層を山に送る起爆剤となった。

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週刊ダイヤモンド 2019年10/5号 [雑誌]

ダイヤモンド社,週刊ダイヤモンド編集部
ダイヤモンド社; 週刊版
2019-09-30

この連載について

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日本の山が危ない 登山の経済学

週刊ダイヤモンド

山地が国土面積の6割以上を占める日本で、日本人は古くから山に親しんできた。近年のブームもあり登山というレジャーは国民に広まり、シーズンには有名山岳は老若男女の登山愛好家でごった返す。ところが、その登山を支える構造に今、異変が起きている...もっと読む

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