- [POINT 1]1通のメールに3つ以上の用件を書いてはいけない
- [POINT 2]メールではなく、スマホのSNSアプリで仕事を回そう
- [POINT 3]できる人は短いメッセージをテンポ良く回して仕事する
メールは体裁とか礼儀とか、どうでもいい
できるビジネスパーソンほど、メールは“即レス(返信)”を心がけているという。ビジネスの実力と即レスに相関関係があるかどうか知らないが、確かに僕の信頼している仕事相手はみんなレスが早い。しかも内容が端的で、わかりやすい。
僕もレスを返すときは、基本的に読んだらすぐに「おけ(OK)!」「りょ(了解)!」と、短く返信する。心がけというより、そんな返信で済むほどに精査された案件しか僕のところには届かない。だったら1秒でも早く返すのが普通だろう。
メールのレスが遅く、しかも返信の文章がグダグダと長い人は、本当に最悪だ。返答の内容に自信がないのか、何かと他の作業を先にもってきて、メールのレスを後回しにする。
また、そうやって返信が遅い人に限って、メールの前置きが長い。
「大変お世話になっております」とか「返信遅れまして誠に申し訳ございません」「火急の要件に追われ、お待たせした無礼を深くお詫び申し上げます」……と、本題にスッと入らず、待たされたほうは余計にイライラさせられる。
メールの送り手は、礼儀を尽くした長い返信を期待しているのではない。
メールの回答がイエスか、ノーか。そこから、どのように動いてくれるのか―。
それだけを早く、短く、端的に書いてほしいのだ。返信が遅くて、長くて、何が書いてあるかわからない……。そんなメールは、相手の時間を奪う、犯罪的な行為だとどうか気づいてほしい。
体裁とか礼儀とか、どうでもいい。
とにかくメールは「ひと言で即レス」が基本だ。
メールを返すときは、まず、3つ以上の用件を書かないよう気をつけよう。長々と書けば、何が肝心な内容かが一切わからなくなる。3つ以上の用件をメール1通に詰め込むのは、送り手の頭の整理ができていない証拠だ。早く、短く、簡潔に!人の時間をできるだけ奪わない配慮をもって、メール処理にあたろう。
というか、そもそもメールを使う必要って、まだあるのだろうか?
LINEやSlack、Messengerなど、短いコミュニケーションを高速でやりとりできるアプリを組み合わせれば、連絡業務は十分だと思う。
長いテキストや図版をチェックすることもできるし、アプリの仕様で必然的に、文章を短くまとめる技術も磨かれる。スマホのSNSアプリで仕事を回していけるよう、メールの出番を減らしていくべきだ。
電話で話したがる人とは付き合うな
僕が電話で重要なビジネスの案件を打ち合わせたり、スケジュールを確認し合うことは、まずない。すべてスマホのLINEで処理している。
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