フィッシュボーン・ダイアグラム
問題とそれを引き起こす要因を、線の太さを使って網羅していく手法。その形が魚の骨に似ていることから「フィッシュボーン・ダイアグラム」と呼ばれる。要因を定量的に可視化することで、問題の解決策を探る。
主にトヨタ等の工場の生産現場において活用されている手法で、1960年代に「日本の品質管理の父」とも呼ばれる石川馨氏が考案した。トヨタでは、生産工程の結果を「品質特性」と呼ぶことから、「特性要因図」とも呼ばれる。
まず、「魚の頭」に問題点を書いた後、「大骨」に主要因を、「中骨」にそれらの要因を、「小骨」にさらにそれらの要因を、「尻尾」に向けて書き込んでいく。
事象を分解する手法はロジックツリーやマインドマップ(#19で紹介)などほかにも多々あるが、本手法の特徴は、思考途中のものもどんどん加えていくことができる点だ。
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