便所ノックの巻

バンドマンなのに革ジャンが似合わない、ロックバンドのボーカリストなのに肩書以外過剰なところがひとつもない……カッコつけてると思われたくなくてカッコつけられない! 自意識と憧れの狭間で叫ぶ! 2020年5月下旬発売、ロックバンド・フラワーカンパニーズ鈴木圭介の自意識爆発エッセイ集『深夜ポンコツ』から傑作コラムを特別公開!「たとえ今が冬だったとしても、季節は巡る。春はまた来るのだ!」

公衆便所の個室に入っている時、ごくたまにノックされることがあるが、あれは一体どういう意味なんだろう?もちろん鍵を閉めているマーク(赤色マーク)がちゃんと出ている便所である。

人が中に入っていることはわかっているので「入ってますか?」の確認は必要ないはず。赤いマークを見落とした?いや、そんなあわてんぼさんが、ノックなんかするわけがない。あわてんぼさんは、中にいるのか確認する前に勢いよく扉を開こうとする。その勢いで運悪く鍵が開いてしまい、踏ん張ってる人と目が合ってしまうというお互いに苦笑いしかできない状態になる。じゃ、なんだ?簡単である。「早く出ろ!」の合図だ。もっと詳しく言うなら、

「おい!いつまで長グソ垂れてるつもりだ!」

「頼む!一秒でも早く出て!もう、半分顔出しちゃってるよ!」

である。しかし、こっちの事情もよく知らずにノックされても困るのだ。

こっちがもう山を通り越した状態だったら、すぐにでも尻を拭いて出てあげるところだが、まだ入ったばっかりだったらどうだ? しかも近年まれに見る水便だったら?

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鈴木圭介
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sayusha 特別公開🚽 来週ついに発売🎊 #フラカン 鈴木圭介さんのモリモリエッセイ集『#深夜ポンコツ』より、 【】⚡️ ドンドンドンドンドン✊ @FlowerCompanyz | 4ヶ月前 replyretweetfavorite