仕事と自由

第4回】自由になるには、まず「常識」を疑え

起業家・クリエイターの家入一真さんが「自由な働き方と生き方」「独自の組織論」「常識を疑って生きていくスタンス」について大いに語る連載・第4回。今回は「常識を疑う」ことについてお話いただいた。(聞き手・イケダハヤト)

世界が変われば、常識も変わる

— Livertyのこういう働き方や生き方を、いや、家入さん個人の考え方を伺っていて思うことがあるんですが。

家入 なんでしょう?

— 社会で当たり前になっているルールだとか、奨励されてきた生き方だとか、本当はそんなものどこにもないんじゃないかということです。その辺りをもう一度、考え直すことが求められている時代なのかなと。

家入 うん、そうなんだと思います。ルールなんてどこかの誰かが作った匿名の仕組みでしかないですからね。

— 例えば、南北戦争時代のアメリカが舞台の『風と共に去りぬ』という映画をみて思ったんですが。

家入 はいはい。

— 劇中で奴隷が出てくるんですけど、雨が降るとその日は仕事が休みになるんですよ。それに、日が暮れたらそこで一日の仕事はきっかり終わります。それを見てると、現代の日本人の方がよほど無茶な仕事ぶりをしてるんじゃないかと。きっと、宇宙人が現代人を見たとしても、奴隷と区別がつかないだろうと思えてきて。

家入 そうかもしれないですね。朝から晩まで、ずっと会社にいて仕事してるわけですし。

— 毎朝すし詰めの電車に乗って、どうやってあんなに働かせてるんだろうって、宇宙人も首をかしげると思うんですよ。

家入 ね、本当ですよね。客観的にみて、一般的な会社の方が、よほどすごいことをしてるなって気がします。

 僕らの活動を信者ビジネスだとか言う人もいますけど、同じ服を着せて同じ時刻に出社させて、副業を禁止して自分の組織以外に属することを禁じるって、むしろそっちの方が宗教的な発想に思えるんですよね。

— だからこそ、今まさに自分の生き方と真剣に向き合う必要があるのかもしれない、と思っていて。
 お話を伺っていて面白いなと思うのは、家入さんのように自分で会社を立てて、しかもそれで成功してきた人が、こうやって社会に疑問をもって、自由な働き方を提唱していることです。そのうえご自身でも実践されている。こういうビジョンは昔からお持ちだったんですか?

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家入一真

株式会社paperboy&co.の創業者であり、JASDAQ最年少上場社長としても知られる起業家・クリエイターの家入一真さん。現在、普段は別の仕事を持つメンバーが集まり、共同で自分たちの作りたいものを作るモノづくり集団「Liverty...もっと読む

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