捨て本

好奇心

ホリエモンがこれまで、何を捨て、その先に残った、本当に大切なモノとは?自身の半生を振り返った経験を元に指南する、“持たない頼らない執着しない” 新時代の「捨てる」生き方入門。堀江貴文の新著『捨て本』をcakesで特別連載!

<好奇心>
誰からも奪われることがない
自分だけの人生の相棒が 「捨てるもの」を 最適化する。

 もうひとつ、僕が決して捨てられないものは「好奇心」だ。

 仕事も遊びも毎日のように増え続け、時間はいくらあっても足りない。
 それは、好奇心が尽きないからだ。
 ライブドア事件で検察に厳しい追及を受けていた頃や、長野刑務所での収監など、はた目にはひどく不自由な環境を強いられていた時代があったかもしれないが、どんな境遇にあっても好奇心は失われなかった。 
 この案件が片づいたら、次はあれをしよう。この作業を面白くするには、どうすればいい? と、常に目の前のことに集中し、先の展開を想像するのを楽しんでいた。
 現状を観察して思考を埋めたり、そこで得た知識をもとに何らかのビジネスヒントを得るのが、僕は大好きだ。

 仕事で忙殺されても、検察に目を付けられても、僕は好奇心は失わなかった。
 また、誰も僕から好奇心を奪うことはできなかった。
自分がプレッシャーや時間の制約に負け、自ら捨てることを選ばなければ、好奇心は絶対に、人からは離れていかないものだ。 
 好奇心を失う、それは人としての進化を止めたときだ。
 養うものでも、お金で増えるものでもない。
 少しでも前に進みたい、現状を変えたい、やりたいことを始めたい、と本気で思うこと。そうすれば必ず好奇心は立ち上がり、大胆な行動力へつながっていくはずだ。
 好奇心がなくて悩んでいる、という人がいたら、何をやりたいのか、自分にとって本当に大切な目的が、整えられていないのだ。

 僕は日常的にトレーニングしているし、体力には人一倍自信がある方だが、やはり起業した直後の、20代の頃の馬力には及ばない。でも当時より40代のいまの方が、好奇心の量は増えていると思う。
 それはテクノロジーの進化で、好奇心を実現させる手段が増えたからだ。
 やりたいことは尽きないし、日を追うごとに増え続けていく。
 好奇心は「捨てられない」と同時に、具体的に「捨てるべきもの」を明確にして、時間の最適化を推進してくれる。好奇心は人生にとって〝相棒〟のようなもの──という言い方は大仰かもしれないが、生涯なくさずに共に過ごしていく、大事な存在なのはたしかだ。
 好奇心を叶える時間を、どれだけ確保できるかが、目下の最大の課題だ。

 いま僕の好奇心を最も刺激しているビジネスは、やはり宇宙事業だ。

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捨て本

堀江貴文
徳間書店
2019-07-30

この連載について

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捨て本

堀江貴文

良くも悪くも、あなたの持ち物は重くなってはいないか。 大切にしていた「はず」のモノで、逆に心が押しつぶされそうになってはいないか。 だから、ビジネスも人生も「捨てる」ことからはじめよう。 ...もっと読む

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