わかる日本書紀

高句麗の上からな態度にマジギレする皇太子【第15代⑤】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第2巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第15代、応神天皇の御代のお話。

妃・エヒメの帰省と吉備への行幸

応神二十二年三月五日、天皇は難波(なにわ)を訪れて、大隅宮(おおすみのみや)※1にいました。十四日、高台に登って、遠くを眺めました。そのとき、妃のエヒメ(兄媛)がお側にいましたが、西の方を見て、ひどく嘆きました。天皇が、どうしてそんなに嘆くのか尋ねると、妃は、
「近頃、父母が恋しくて、西の方を眺めると、ひとりでに悲しくなってしまうのです。どうか、しばらく里に帰って親の元にいさせてください」
と答えました。天皇は、エヒメの親を思う気持ちが深いことに心打たれて、
「お前は、父母に会わずにもう何年も経った。帰郷して面倒を見てあげたいと思うのは当然だ」
とすぐに許し、淡路の三原※2の海人八十人を呼び寄せて水夫とし、吉備に送ることにしました。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

日本のはじまりを知る。

この連載について

初回を読む
わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません