小学校時代の嫌な思い出
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
たまに小学校の体罰のことが話題になりますが、「あれ、まだ小学校でやってるのかなあ」と思い出すことがあります。児童みんなにアンケート用紙が配られて、「友達が何人いるか書きなさい」とか「あなたの親友の名前を書きなさい(複数可)」みたいなことを書かされたんです。
これ、ご想像通り、教室は変な空気で凍り付きます。こっちは親友って思ってるけど、あいつはどうだろう、とか、あいつはたぶん僕の名前を書くだろうから書いてあげた方が良いだろうな、とか。色んな気持ちが心の中を行ったり来たりします。アンケートが終わった後の休憩時間は、女子生徒とかは「書いてくれたよね」って感じで確認作業をしていました。泣いてる子ももちろん出てきます。
あるいはあれもまだやってるのかな、やってるだろうなっていうのが、「好きな人同士で5人グループを作りなさい」ってやつです。僕は今も昔も八方美人タイプなので、図書館でミステリーを読むのが好きな文化系タイプの男子とも、やんちゃで悪ガキタイプの男子ともつるんでいて、でもまあそういうときは女の子にモテそうなやんちゃグループに入ったりして、図書館好きのあいつをチラッと見ると、暗い子とかの地味な子のグループに入ってたりして、心の中で「ごめん」って思ったものです。
今も昔も難しい「友達」のこと。昔はこういった先生の無茶な指示がない限り、友情が可視化されることってなかったのですが、今はSNSというのが登場してしまいましたよね。「親友は誰?」とか「仲の良い友達同士集まれ」っていうのが、毎日行われているわけです。
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