今週の統合
テザリングを前倒しするほど心強いタッグ ソフトバンクとイー・アクセスが経営統合
ソフトバンクとイー・アクセスは10月1日、都内にて経営統合に関する緊急記者会見を開いた。イー・アクセスはソフトバンクの子会社となり、自社で保有する1.7GHz帯の電波でiPhone5を後押しする。また、iPhone5向けテザリングサービスを12月15日に前倒すことも発表。ただし、サービス開始当初のLTE電波は2.1GHz帯のみ。iPhone5で1.7GHz帯も使えるようになるのは来春になる見込みだ。
孫社長は、「テザリング開始は不安だったが、あとから援軍(1.7GHz帯での運用)が来るとわかれば頑張れるので、前倒ししても大丈夫」と判断したという。
イー・アクセスの千本会長によれば、他社からも経営統合の話はあったそうだ。しかし、7年前に携帯電話事業の認可を同日に受けたソフトバンクとはDNAが似ており、やりとりもスピーディーで、最後は孫さんの情熱が決め手になったと語った。

↑発表会にはソフトバンクモバイルの孫正義社長(左)とイー・アクセスの千本倖生会長(右)が登場。統合でiPhone5向けLTE基地局数は1.5倍に増える。
↑契約数ではこれまで3位と4位だった2社だが、経営統合でauを追い抜き2位になる。
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