5G大戦

本誌記者が体験! VR端末の実力

5Gの普及により、スマートフォンの次の主役として注目が集まるのが、眼鏡型のVR(仮想現実)端末だ。NTTドコモ、KDDIが注力するVR端末の実力を実際に体験し、検証した。

※ 『週刊ダイヤモンド』2019年11月9日号より転載(肩書・数値などは掲載当時)

 レンズ越しにCG画像を現実世界に重ねて表示する眼鏡型のVR端末。定期的に話題になり、記者も何度か体験したが、本音では苦手だった。普段眼鏡を掛けているため、裸眼だとぼやけ、眼鏡と共に着用するとフレームが顔に押し付けられ苦痛を感じたこともある。最新の端末の使い心地は進化したのか。

 「眼鏡の度数は幾つですか」

 NTTドコモが出資した米マジックリープの端末が体験できるドコモショップ丸の内店。この端末は、自分に適した度数のレンズをゴーグルに装着する仕組みだ。レンズを選び、ゴーグルにつないだ画像処理などを担う“本体”を肩から掛ける。ゴーグルの重量はあまり気にならなかったが、本体は思ったよりもずっしりしていた。

 デモが始まると部屋が工場風の空間に変わり、扉が開いてロボットの敵が飛び出してきた。これをコントローラーの“銃”で撃退する。手を前に出すと“バリア”も発動でき、テンションが高まる。

 個人的に気に入ったのは、海底を散策するデモだ。カラフルな魚の前に指先を出すと、つつくようなしぐさをする。洞窟の奥にいる魚に手を伸ばすと、壁にぶつかってしまった。現実では壁なのに、そこに空間が広がっているように錯覚させられたことは衝撃だった。

 マジックリープは壁の形など部屋の空間を事前に読み込んだ上でCGを表示する。ゲームだけではなく、部屋のインテリアやデザイン選びなどのBtoB向けの活用法についてもドコモは模索中だ。

 「物や壁があると認識した上で映像を投影することで、コンテンツがよりリアルになる」とドコモの大宮貴志XRビジネス推進担当主査は説明する。

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週刊ダイヤモンド 2019年11/9号 [雑誌]

ダイヤモンド社,週刊ダイヤモンド編集部
ダイヤモンド社; 週刊版
2019-11-05

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次世代の通信インフラの基盤となる、第5世代通信規格「5G」のサービスがついに日本で始まった。あらゆる産業を激変させる可能性を秘める5G。その主役の座を狙って企業は激しく火花を散らしている。5Gはビジネスをどう変えるのか。企業の取り組み...もっと読む

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