5G大戦

ソフトバンクCTO・宮川潤一氏インタビュー「5Gネットワークは責任を持ってつくっていく」

5Gのスタートで、社会や企業は大きな変革を迎えようとしている。通信大手を代表して、ソフトバンクで5Gを統括する宮川潤一副社長に、そのインパクトについて聞いた。

※ 『週刊ダイヤモンド』2019年11月9日号より転載(肩書・数値などは掲載当時)

みやかわ・じゅんいち/1965年生まれ、53歳。愛知県でインターネット接続事業やADSL事業を起業した後、2001年にグループ入り。ボーダフォン日本法人、ソフトバンクモバイル、米スプリントのCTOを歴任、15年にソフトバンク専務取締役、18年より現職。トヨタ自動車などとの共同出資会社MONET社長も兼務。

──ソフトバンクは2020年3月から5Gを商用化しますが、どんなサービスから始まるのでしょうか。

 5Gは「高速スマートフォン」から始まることになります。ソフトバンクの商品発表会で5Gスマホを案内してから発売することになりますが、実はもうラインアップは決まっています。日本では法律改正で端末割引が規制された状態でのスタートになるので、いろいろな端末は出せるだけ出して、並べるだけ並べて、ユーザーにスマホを選択してもらうようにします。

──5Gでスマホはどのように高度化して進化していくのでしょうか。

 スマホは画面サイズを大きくするために折り畳みが出てきていますが、あまり大きくすることはできないので、むしろスマホの次には、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)に火が付くと思いますね。これは、5Gで8Kのコンテンツがそろって、ゴーグルももう少し使いやすいものが出てくれば、一気に広がると思います。

──NTTドコモが米マジックリープと組んでARサービスを準備していますが、ソフトバンクの展開は。

 僕らもARやVRは幾つか仕込んでいます。5Gのインフラができるとともに新サービスを発表していく予定です。あとはゲームもあるし、バーチャルとリアルが合体した世界のコンテンツがたくさん増えていくと思います。

──5Gは産業にどんなインパクトをもたらしますか。

 もともと5Gは産業用のインフラですので、熱く語りたい分野です。高速大容量、低遅延、多接続という特徴を使いこなせるのは産業です。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

週刊ダイヤモンド 2019年11/9号 [雑誌]

ダイヤモンド社,週刊ダイヤモンド編集部
ダイヤモンド社; 週刊版
2019-11-05

この連載について

初回を読む
5G大戦

週刊ダイヤモンド

次世代の通信インフラの基盤となる、第5世代通信規格「5G」のサービスがついに日本で始まった。あらゆる産業を激変させる可能性を秘める5G。その主役の座を狙って企業は激しく火花を散らしている。5Gはビジネスをどう変えるのか。企業の取り組み...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード