5G大戦

5GでIoTとAIをつなぎ、人が増える効果を生む

【インタビュー】
三瓶政一(大阪大学教授、第5世代モバイル推進フォーラム〈5GMF〉技術委員長)

※ 『週刊ダイヤモンド』2019年11月9日号より転載(肩書・数値などは掲載当時)

──2020年に5Gの商用サービスが始まります。ビジネスにはどんな影響があるのでしょうか。

 サービス開始当初は端末数の多いスマートフォンが中心かもしれません。ですが、5Gの本質はIoT。5G市場全体でスマホの占める割合は次第に減っていき、IoTが拡大していくでしょう。

 IoTという言葉を聞くと、センサーで温度を測定するといった印象しか持たないかもしれませんが、オフィスや工場の機械をつなげて制御できることが実は極めて重要です。22~23年に、5GでIoTが本格的に盛り上がるとみています。

──どういう意味でしょうか。

 4Gの時代に無線でインターネットにつながっていたモノはスマホが中心で、スマホの役目は人に情報を与えることでした。ですが、5Gではロボットや機械などのモノがつながる。これにより、情報を受け取ったモノがアクションを起こし、人に代わって動作をするのです。

 また、AIの役割は人の代わりに考えること。つまり、5GがIoTとAIをつなぐことで、人が増えたのと同じ効果を生むのです。そこで初めて5Gの特徴が生きてきます。

──それは既存の4GやWi-Fiではできないのですか。

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週刊ダイヤモンド 2019年11/9号 [雑誌]

ダイヤモンド社,週刊ダイヤモンド編集部
ダイヤモンド社; 週刊版
2019-11-05

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次世代の通信インフラの基盤となる、第5世代通信規格「5G」のサービスがついに日本で始まった。あらゆる産業を激変させる可能性を秘める5G。その主役の座を狙って企業は激しく火花を散らしている。5Gはビジネスをどう変えるのか。企業の取り組み...もっと読む

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