※ 『週刊ダイヤモンド』2019年11月9日号より転載(肩書・数値などは掲載当時)
Evgeny Gromov/gettyimages
2020年3月から国内で商用サービスが始まる5G。ただ、始まりは大都市など限定的なエリアになるとみられている。
5Gの周波数割り当てに際し、総務省は通信キャリアに日本全国を広範囲にカバーすることを求めた。ただ、5Gの基地局をどこから設置していくかは、通信キャリアの意向にも左右される。
実際、NTTドコモの吉澤和弘社長は、「人手不足や地域医療などの課題を、われわれと5Gを使って解決しようとする自治体での基地局設置は当然、先行される。地方でも5Gの普及速度に違いは出てくる」と明言する。
通信キャリアの基地局整備を待っていられない。自分のエリアで早く5Gを使いたい。こうしたニーズに応えるべく、地方の自治体や企業の早期の5G利用を可能にするのが「ローカル5G」だ。
ローカル5Gは自治体や企業が自ら無線局の免許を取得し、敷地や建物内といった限定されたエリアに5Gの通信網を自前で構築できる。
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