「だらしないわね!」
遊んだオモチャは片づけないし、脱いだ服は放りっぱなし、シャツの裾が出ていても平気、いつも髪はボサボサ…息子がだらしなくて嫌になります。
☆ハードルを下げつつ、具体的に教える。
いくら几帳面に生活したくても、子どもがいると、散らかったり汚れたりしますよね。ある程度の「だらしなさ」はしかたがない、と割り切ったほうが良さそうです。
でも、片づかない部屋や、服の乱れはやっぱりストレスを感じてしまう。
多少のだらしなさはしょうがないとわかっていても、私も「もうだらしなくて嫌!」と、ときには叫びたくなります。
ある先輩ママから「そういうときは2種類の子どもを想像してみて」と言われました。
(1)親の期待に応えるため、やりたいことをガマンして、ストレスをためている「きちんとした子」。
(2)しわくちゃのシャツで生き生きと笑顔で走りまわっている「だらしのない子」。
どちらがいいでしょう?
たぶん後者ですよね。
あまり制約をしては子どもの自信が育ちません。ハードルを下げたほうがみんなが笑顔になれるようです。
片づけなきゃ、きちんとしなきゃ、とキリキリするより、みんなが笑顔でいるほうが楽しいと、自分に言い聞かせるのです。
とはいえ、将来のことを考えると、やっぱり「きちんと」服を着たり、部屋を片づけたりできるようになってほしいと思います。
そのためには、身近な大人がやり方を根気良く何度も教え込む必要があります。
コツは「片づけなさい」「きちんとしなさい」とガミガミ言わないことだそう。
一緒に手を動かしながら「シャツの裾はしまおう」「オモチャのおうちはどこかな?」「靴をそろえてね」「本を読んだら元の場所に戻してね」などと具体的に示してあげましょう。
子どもがきちんとできたときには「きれいだとうれしいね」「こっちのほうがカッコイイ」とほめてあげることも大事ですよ。
「だらしないわね!」をこんな言葉にチェンジ!
「一緒に片づけよう」
「シャツの裾は入れたほうがカッコイイよ」
きちんとできたらほめてあげましょう
「悪い子」
クレヨンで壁に落書きしたり、隣の家の洗濯物を汚したり…いたずらがひどくて「悪い子!」と叱ってしまいます。
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