「あなたは不細工だから」
娘は親に似てしまって、顔の「つくり」がいまいち。「あなたは不細工なんだから、愛嬌が大事。笑顔でいなさい」と、いつも言い聞かせています。
☆美人・イケメンをつくるのは「自信」。
見た目の美しさよりも心の美しさのほうが価値があると思います。
いつもにこやかな人はすてきですよね。
でも笑っている理由が「自分は不細工だから、せめて笑っていよう」だったら、少し悲しいと思います。
「ダメだからこうしよう」というのは一見前向きのようですが、その「ダメだ」という前提が、子どもの心を傷つけるのです。
傷つかないと自分では思っていても、本人の気づかないうちに「自分は見た目が悪いから何かでカバーしなければ」と刷り込まれてしまいます。
容姿に対する批判やからかいは、その場でそれほど傷つかないふりをしていても、心の奥から、じわじわと自信をむしばんで大きなコンプレックスにつながります。
容姿コンプレックスを植えつけても、良いことは一つもありません。
お年頃になってから「ブスが化粧したって無駄」「イケメンじゃないから彼女ができない」なんて思い込んでしまうのは悲しいですよね。心ないダメ出しはやめましょう。
ミス・ユニバース・ジャパンのナショナルディレクターだったイネス・リグロンさんも「美しくなるには自信が大切」と言っていました。自信を持たせてあげたいですね。
うちの娘たちは親に似てごく平凡な容姿ですが、私は「美人に産んであげたんだから、あとは本人の努力次第」と言っています。
美の基準は人によって違いますから「美人」とほめておけばいいんです。
どんな顔でも良いところがあるんですよ。たとえば、きつい顔立ちなら「意志の強そうな顔」「キリッとした表情」、平面的なら「素朴で優しそう」「癒やし系」など、良いとらえ方は必ずあるのです。
「あなたは不細工だから」をこんな言葉にチェンジ!
「かわいい」
「カッコイイ」
「笑顔がすてき!」
子どもは自分の容姿に自信を持ちます
「普通にできないの?」
周りの空気が読めないうちの子、幼稚園でも一人でフラフラ…みんなと同じように遊べません。「普通にできないの?」と言っても意味がわからないみたい。
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