そもそも人生で困ることってそんなにない」という真実の活かし方

「自分が困っている未来像」って、本当は虚構に過ぎないんじゃないか。今回は、未来に「楽しくしている自分」を見出す方法を紹介します。ひろゆき氏の最新刊『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』(4月9日発売)から、“自分に甘い人”が一発逆転できる無敵の時間術を特別大公開。★本連載は今回が最終回となります。ご愛読ありがとうございました★

ピンポン球が僕を失恋から救った

過去はどうしたって変えられません。

過去を見ている限り未来のことは見えないし、未来が見えなければ、そこでうまくいくことはないと思います

たとえばいつまでも失恋話ばかりしていると、新しい恋人はできませんよね。

そのときどきで感情が波立ってしまうのは、仕方ありません。ただ、フラれたという記憶を辿ることを繰り返しても、単にストレスが溜まるだけです。

それよりも何か、くだらなくてもいいから別のことに集中して、フラれたことを考えない時間をできるだけ長くしていったほうが、自分にとっていいはずなのです。

僕なんかは昔、フラれたときは「ピンポン球工場」の動画をひたすら見ていました。科学技術振興機構が運営している「サイエンスチャンネル」っていう動画配信サイトにあるやつなんですけど、デカい機械から、小さいピンポン球がすごい勢いで量産されていく感じが飽きなくて、無心でずっと見続けられたんです。

「失恋で傷つく」と言いますけど、この「傷つく」というのは、心理学的には、失恋した事実を何度も思い返して、そのネガティブな感情がストレスになってしまっている状態です。つまり「傷」があるわけではないんですよ。

そう考えると失恋から立ち直るのも簡単で、ネガティブな感情が起こらないように何かに没頭し、ストレス値をできるだけ低くすればいい。これでストレス状態はいったんゼロにリセットできるわけです。

こういう仕組みがわかっていれば、フラれた記憶をわざわざ呼び起こしてストレスを増やしても意味がないと気づけるはずです。

もちろん失恋のみならず、どんなネガティブな記憶でも同じです。

おそらく僕は、大切な人が死んだときも、またピンポン球動画を見ていると思いますよ。それか、アクションゲームみたいに、何かを考えるヒマもないほど忙しいやつをやり続けるかですね。

同じ時間でも、マイナス感情を反芻はんすうしてストレスを溜める時間とするか、ストレスをリセットするために何かに没頭する時間とするか。

このどちらを取るかで、未来は大きく変わるでしょうね。

「困っている未来像」はほんとうは虚構に過ぎない

僕の友だちに、幼いころ、父親から暴力を振るわれていた人がいます。

幼い子どもが父親から暴力を受けるというのは、自分で打開する手立てもなく、ただ「困る」しか選択肢がない状況です。

母親に助けを求めたところで、今度は母親が殴られてしまうかもしれないし、子どもの立場ではどうしていいかわかりません。

その後、彼の両親は離婚して、一応は解決したそうですけど、彼にとっては大きなトラウマになったはずです。

子どもながらに相当困難な体験をしているので、その友だちは、自分に脅威が降りかかったりデメリットを感じたりしたときは、今度こそ“危機”を回避するために、ものすごく心配してなんとかしようとします。

彼のように、過去に困ったことがある人は、「困った記憶」があるせいで、仕事がなくなったら困る、お金がなくなったら困る……というふうに、未来に対する不安が生じやすくなっているのだと思います。

でも、その「困った記憶」と結びついた「困っている未来像」って、本当は虚構に過ぎないんじゃないかと思うのです。

未来を見るときには、2つの道があります。

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ひろゆき】なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23

ひろゆき(西村博之)

2ちゃんねる、ニコニコ動画、ペンギン村……それまで誰も思いつかなかった〈価値〉を生み出し、人より多くの〈お金〉と〈自由〉を手にした男・ひろゆき。“時間”や“成果”に追われるあなたに向けて、コスパよくひとり勝ちするための時間術を語る。★...もっと読む

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