恋愛なんて、ちょっと頭を使えば誰でもうまくいく
はじめまして、京大生ホステスの「灯諸(とうもろ)こしき」です。
私は現在、京都大学に通いながら、京都の花街(はなまち)・祇園(ぎおん)の高級クラブでホステスとして働いています。 この二足のわらじは中々にチグハグですが、"ホステスなのに京大生"という肩書きをお店のスタッフに気に入られ、一流モデルばりの美女でもないのに結構な高時給で雇ってもらっています。
みなさんは高級クラブと聞いて、どんな場所を想像するでしょうか? 実際に行ったことのある人は少数だと思います。 高級クラブとは一言で言えば、“超高いキャバクラ”のこと。厳密には"指名制度がない"など、キャバクラと違う部分はたくさんありますが、一番の違いは価格帯です。
私は過去にキャバクラで働いていたこともありますが、そのときにお客様からいただく会計金額の平均は、1人あたり3〜5万円程度。でも、今働いている高級クラブの会計は、1人あたり15〜20万円。ときには100万円を超えることもあります。あまりの桁違いっぷりに、移籍したばかりの頃はいつもお金を受け取る手が震えていました。
そんな高級クラブで働く中で、私には1つ分かったことがあります。 それは、「恋愛なんて受験と同じ。ちょっと頭を使えばうまくいく」ということです。
モデルばりに綺麗な他のホステスたちと比べて、容姿では明らかに劣っていた私が、1年も経つとなぜかお店のNo.2の座にいました。客単価15万ものお店で、です。 なぜなら、私はお店に来るお客様たち(主に経営者・医者・弁護士など)から、異常なほどの人気を得たからです。 "京大生ホステス"という肩書きは仲の良いお客様以外には秘密にしていましたが、それでも「この子は本当に頭が良い」「どんな話にも付いてくる」と多くのお客様が私を絶賛し、選んでくれるようになりました。(やはり人気No.1のド美人には、1度も敵(かな)わなかったんですけどね。それでも陰気な京大生の私にしたら、大健闘です。)
どんな恋愛下手でも使える最強の教科書!
それなりの容姿があれば、あとは頭で闘える。 そのことが分かってから、私は自分の周りにいる「僕には恋愛なんてできません…」という顔をしたマジメだけが取り柄の京大生男子たちを、急にもったいなく感じるようになりました。 私にできたのだから、彼らにできないはずがない。 人に好かれて選ばれるには、勉強と同じく少しだけコツが要ります。なのに彼らは、そのコツを探そうともしない。
「モテたい」「彼女がほしい」と薄っすら思ってはいるものの、行動に移さない彼らを観察しているうちに、私はあることに気付きました。 ああ、そうだ。教科書がないんだ。マジメな彼らはそれさえあれば、きっと誰より良い点数を取るのに…。
そこで私は、恋愛に奥手なマジメ男子たちに向けて、恋愛の教科書をつくろうと考えました。それも、最強の。 彼らにとって、巷の恋愛ノウハウは「自分のキャラに合わないから」と抵抗を感じるものかもしれないけれど、彼らと同じく勉強ばかりしてきた私がオススメする簡潔で理論的な方法は、かなり取り組んでもらいやすいものだと思うからです。言わばこれは、「恋愛の赤本」です。
一方で、どんどん行動をしている男子も、恋愛がうまくいっていないようです。例えば、こんなことをしていませんか? 「出会い系アプリで、プロフィール欄をぎっしりと埋めて、自己アピールしている」 「ファッションの流行を気にしている」 「相手(気になる女の子)の都合ばかり聞いている」 これ、私から言わせれば、全部間違っています。むしろこんなことをしていたら、一生モテません。その理由は、これからの連載で次々と明かしていきますので、楽しみにしていてくださいね。
実際に成功者を出し、人気を呼んだ恋愛術をまとめています
ただ、ここで気になるのが、“私が教える恋愛術が実際に役に立つのかどうか”。私は自分の恋愛術に確固たる自信を持っていましたが、男性が使ったときに本当に効果があるのか、世の女性に受け入れられるのかを確かめる必要がありました。
そこでまず、周囲の男子たちに試してもらいました。すると、「やっと彼女ができた!」「女の子と話すのに、抵抗がなくなった」など、喜びの声をたくさんもらったのです。 そして、その恋愛術をネット上にアップしていきました。noteという文章などを発表するサイトでアップしていましたが、好評をいただいたようで、1年間で70万アクセスを突破。
今回の連載は、noteで人気があった記事はもちろん、まだどこにも書いていないネタもどんどん入れて、最高の恋愛術にしたつもりです。
この連載によって、1人でも多くの〔恋愛下手な男子〕の恋愛偏差値が向上することを願っています。