掃除が楽しい人」こそが人生で最強になれる法則

知り合いに「風呂掃除が好き」という男がいます。じつはこういう人こそが人生で最強です。どうしてだと思いますか? ひろゆき氏の最新刊『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』(4月9日発売)から、“自分に甘い人”が一発逆転できる無敵の時間術を特別大公開。★毎週月・木曜日更新★

ヒマな時間にあれこれ考えなければラク

将来の不安とか、過去への後悔だとか、僕はあまり考えたことがありません。そういう人はみんな、ヒマな時間にあれこれ考えてしまうんじゃないかと思います。

そもそも、人類にとって「考えること」は、常に「飢え」など生存の危機に対する不安や脅威に対処するためのものでした。

たとえば、

「獲物をどうやって狩ったらいいだろう」

「冬の間は食料が不足するから、夏や秋にとったものをどうやって保存しよう」

「狼や熊から身を守るにはどうしたらいいだろう」

などなど。

僕たちは、こんなふうに「生き残るために考えてきた人たち」の子孫なのです。

だから、生存の危機なんてそうそう感じない現代でも、放っておくと、思考が不安や脅威と結びつきがちです。

特に不安や脅威がなくても、ヒマな時間があると、ムダに頭を働かせ、わざわざ不安材料を探し出してきて、「なんとかしなくちゃ」と、感じる必要のないストレスを抱えてしまうのでしょう。

これが意外と不幸のもとだったりするので、無用な不安や脅威が生じないようにするだけでも、だいぶ生きるのが楽しく、ラクになると思います。もともと存在しないものにさいなまれる必要はないわけです。

僕は毎日、忙しい

今も言ったように、無用な考えはヒマな時間に生まれがちです。

だとしたら話は簡単ですよね。感じる必要のない不安や脅威から自由になるには、ヒマな時間を作らなければいいわけです。自分の自由時間は必要だけど、何もせずムダに考えてばかりいる、ヒマな時間はないほうがいいんです。

日本帰国中は何かと予定が詰まっている僕ですが、パリでは基本、予定はありません。「この時間にこれをしなくちゃいけない」ということも特になく、寝たいときに寝て、起きたいときに起きて、好きなように生活しています

強いて言えば「アパートのことで大家さんと話さなくちゃいけない」「宅配便が届くから家で待機していなくちゃいけない」「数時間ごとに、ソシャゲーの宝箱を開けなくちゃいけない」くらいでしょうか。これらを「予定」と呼ぶならば、ですが。

朝、起きてから「さて、今日は何をしよう」とかも考えたことはありませんし、目覚ましもかけません。

では、僕が「ヒマ」かというと、まったくそんなことはないのです。

むしろ毎日、けっこう忙しくしていますよ

たとえば、映画を観たり、マンガを読んだり、ゲームをしたり、その合間にメールをチェックしたり、LINEやSkypeで仕事仲間や友だちとやりとりをしたり……。これを全部パソコン上でやっています。

映画は、別のことをやりながら、とりあえずその横で映像を流しておきます。

つまらない恋愛シーンとかなんでもない情景描写とかは「はいはいはい」と横目で見過ごして、面白そうな雰囲気になってきたら、別のことを中断して映画に集中する。ストーリーがつかめなかったら、巻き戻す。

最後まで面白そうな雰囲気を感じなくて、気がついたらエンドロールまで終わっていた、なんてこともしょっちゅうです。

感覚的には、ひと昔前の人たちが、テレビをつけっぱなしにして家事とかをやっていたのと同じかもしれません。テレビがパソコンに取ってかわって、しかも今はパソコンで全部できるようになっているだけです。

「飽きた、次はこれ、これも飽きた、次はこれ」っていう感じで、あまりひとつのことをずっと続けることはないのですが、「何もすることがない」っていう時間は、たぶん一生ないんじゃないかと思います

起きてる限り、僕は何かをしている

それに「今日は何もできない、したくない」って思うことも、ほとんどありません

疲れていたら寝るだけだし、書類仕事などでストレスを感じた後は、何もしないより、むしろゲームや映画など何かに没頭したほうが、ストレス解消になります。

例外があるとすれば二日酔いのときくらいでしょうか。でも、頭が痛かったり気持ち悪かったりしたら寝るだけなので、やっぱり「何もできない、したくない」と時間を持て余す状態になったことは、ほぼありませんね

こんな具合で仕事もプライベートも区別なく、とにかく何かしらやっているから「さて、次に何をしようか」とか思う間もない。トイレに行くときも、スマホか本を必ず持ち込むので、読むなり見るなり、何かしらをしています。

というわけで、見てのとおり、僕にヒマな時間なんてないのです

僕が、あまりストレスを感じることなく生きていられるのは、案外、このことが一番大きいのかもしれません。たいていはノートパソコンを持ってベッドの上にいるせいか、奥さんからは、ぜんぜん忙しそうには見えないようですけど。

ストレスは知らず知らずに溜まっていく

たとえば、どうしても何かが欲しくなって、しょうもないものだったり、じつはあまり必要じゃなかったりするのに、大金をはたいて買ってしまって後悔した、みたいな話は割とありますよね。

だったら、「欲しい」という感情を自分で制御してしまえばいいのですが、それができない人はけっこう多い気がします。

我慢せずに買うと決めれば、ストレスは溜まらないかもしれません。でも、それを永遠に続けるのは不可能だから、結局は買えないストレスに行き着きます。

よく買い物を「自己実現」なんて言う人はいますけど、実際はこんなにもストレスが潜んでいます。僕は買い物にまつわるストレスとは無縁ですが、こうやって生活の中で、ストレスっていうものは知らず知らずのうちに溜まっていくのです。

ストレスにさらされながらも、へこたれずに生きてる僕たちって、けっこう偉いですよね。

僕は自分に甘いので、「やらなくてはいけないことがあるのに、ずっとゲームをやってしまう」みたいなこともよくあります。じつはこれは、ストレスから意識をそらすために、なかば意識的にやっていることです。

抱えているストレスは人それぞれですが、ストレスに時間を食い潰されるのは誰だってイヤでしょう。

ならば、ストレスをゼロにするために、僕がゲームしたり映画を観たりするみたいに、何かしら没頭できることに時間を費やしたほうがいいと思います。

集中すれば余計なことは考えない

人は、何かに集中していると余計なことは考えません

たとえば、ドラマを観るのが大好きな人だったら、何か嫌なことがあったとしても、ドラマを観ている間は、その嫌なことを忘れられますよね。集中状態とストレス状態は共存できないのです。

もちろん、観終わった後に思い出すことはあるでしょうが、ドラマを観ることで脳内のストレスレベルをいったんゼロ近くまで下げてリセットすることが重要です。

でないと嫌なことの記憶をずっと引きずって、脳内のストレス値がマックスにまで上がってしまいます。そんな状態が続いたら、心身に支障をきたしてもおかしくありません。

でも、何かに集中すれば、ストレスは一時的でもゼロにできて、また一からの積み上げになります

僕は宗教にもそういう役割があると思います。

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ひろゆき】なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23

ひろゆき(西村博之)

2ちゃんねる、ニコニコ動画、ペンギン村……それまで誰も思いつかなかった〈価値〉を生み出し、人より多くの〈お金〉と〈自由〉を手にした男・ひろゆき。“時間”や“成果”に追われるあなたに向けて、コスパよくひとり勝ちするための時間術を語る。★...もっと読む

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