買い物は「一番安いの」で、だいたいイケる
僕は基本的に思ったとおりに行動していて、計画性などはあまり考えていませんが、「迷う必要がないところで迷わない」というのは、無意識のうちに仕組み化してきた気がします。
たとえば、洗剤ひとつ、歯磨き粉ひとつ買うのにも迷う人がいますが、「たくさん並んでいるから迷って当たり前」というのは、知らないうちに敵から攻撃を受けて気づいたときには傷だらけだった、みたいなことです。
いちいち迷うのって、第一に時間のムダだし、しかもそれだけでけっこうなストレスじゃないかと思うのです。
だから、特にこだわりがなければ、僕は、ひとまず一番安いのを選びます。
それで不具合を感じたら、もう1レベル上のものを試せばいいし、不具合を感じなかったら、その後も一番安いのを買い続けることでムダな出費が抑えられます。
たしかに商品ごとにいろいろとメリットが謳われていますから、人間の心理として、一度迷い出したら、なかなか決められなくなってしまいます。
でも、「洗剤」だとしたら、最低限、それに何を求めているのか。洗剤ですから「洗えること」ですよね。で、「洗剤」として売られている以上は、絶対に「洗う」という機能はあるに決まっています。どれを買っても、ちゃんと使えるんです。
最初から悩み抜いて選ぶのは、無用のストレスを自分に与えることにしかならない。特にこだわりがないのなら、最安値から試していくのが一番ラクだし、手っ取り早いんじゃないかと思います。
パンツがダサくても、損はしない
靴下とかパンツも、一番安いのを買うと決めておけば、迷う必要はありません。実際にこの前、飛行機に預けていた荷物が届かなかったときなども、ユニクロで地味な色のパンツを適当にたくさん買いました。
下着なんて基本的に自分しか見ないものですし、時間をかけて選んだところで、なんのトクにもなりませんよね。もちろん人に見られるシチュエーションもないとは言いませんけど、「かっこいいパンツを履いているから素敵!」って言われている人を見たことがないし、「そういう関係」ならば、今さらパンツごときで嫌いになるなんてこともないはずですよね。
靴下だったら、一番安いのを同じデザインでいくつかそろえておきます。
違うデザインだと、ペアの片方に穴が空いたら、穴が空いていないほうも捨てなくてはいけませんけど、同じデザインなら、穴が空いていない片割れ同士を組み合わせて最後まで履き回せますからね。
もちろん、「かっこいい下着じゃないとテンションが上がらない」「デザインが気に入った靴下じゃないと履きたくない」っていう人は、存分にこだわればいいと思いますが。
最適解を出さないと自分が不幸になるとか、大きなトラブルになるといったものは、当然ですが、できるだけ情報を集めて入念に選ばなくてはいけません。
だけど、最適解を探す必要がないものや、最適解でなくても別に困らないものは、一番安いものでいいと思います。だいたいにおいて僕はこんな感じだから、生活用品も食品もすぐに選べて、かなり安上がりです。
こんな僕でも、すべてを安いものですませているわけではありません。
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