ウソをついて堂々と“ズル休み”をするための正当なロジック

「ズル休み」はサラリーマンの当然の権利なので正々堂々と行使しましょう。そこから見えてくる「休み方」の極意をお話します。ひろゆき氏の最新刊『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』(4月9日発売)から、“自分に甘い人”が一発逆転できる無敵の時間術を特別大公開。★毎週月・木曜日更新★

「ズル休み」はサラリーマンの当然の権利

先日、ある人と話していたら、有給休暇を取ろうとすると、上司から理由をしつこく聞かれたり、いい顔をされなかったりするから、結局は誰も有給休暇を申請しない、そんな企業に勤めていたことがあると言っていました。

ここで僕が驚いたのは2つ。

「有給休暇は社員の権利のはずなのに、その権利を平気で侵害する日本企業があるんだな」というのがひとつ。そしてもうひとつが、「理由を聞かれたら『おじいちゃんが倒れた』とかなんとかウソつけばいいのに……!」です。

権利であるはずの休みを取れないなんて理不尽だし、そうやって社員に無理させることで回っている企業だと、利益構造なんかもヤバい状況になっているはずです

そして、その理不尽なルールに縛られて、ウソひとつつけない人も、ヤバいとまでは言わないけれど、マジメすぎて生きづらいだろうなと思ったのです。

「ウソも方便」って言いますよね。

もちろん、ウソをついて悪いことをするのは、よくないですよ。

でも、自分の当然の権利を行使するためのウソだったら、それは「手段」として、完全にアリじゃないでしょうか。

そもそも、組織の規範や暗黙のルールなんて、しょせんは狭い世界のものです。

「ウソをついてまで、ズル休みをしたくない」という志を持って働くのも立派な生き方だと思います。でも、そんなものに縛られて、満足にやりたいこともやれずに人生終わってしまうくらいだったら、ウソをついてでも自分の時間を確保することに力を注いだほうが、人生、はるかに楽しくなるはずです。

日本人は「休み方」を忘れてしまった

「海外旅行に行きたいけど、なかなか行けないんですよね」という話をよく聞きますが、どうして行けないんでしょうね

会社員は、お正月、ゴールデンウィーク、夏休みと、最低でも3回は連休があるわけだから、最大で年に3回、10年で30カ国。「3回のうち1回は海外旅行に行く」と決めたとしても、10年で10カ国は行けるはずです。

そういう僕は、かつて毎年、旅行基準で1年のスケジュールを立てていました。

年末になると、旅行会社のサイトに、「新春安売りセール」という感じで安いパック旅行がたくさん出るのです。

そこから「トルコ7泊、ヒルトンホテルの宿泊費・食費込みで7万円」みたいなのをピックアップして、何月はどこの国、何月はどこの国、と予定を立てていたんで、かなり安く何カ国も行けました。

僕が暮らしているフランスでは、みんな1カ月くらいバカンスを取ります。

その間、お金がある人は海外旅行に行くし、お金がない人は国内でのんびり過ごします。いずれにせよ、丸1カ月も仕事もせずに、自分の好きなことをして過ごすというのを、彼らは毎年やっているわけです。

自分がバカンスに入ってしまうと、当然、自分の担当案件は回らなくなります。

そこでフランス人は、「職場に迷惑がかかる」「自分がいなくては回らない」などと考えてバカンスを諦めたりはせず、「自分がいなくても回るように」と周りの同僚に仕事を引き継いだり、「この案件は自分が帰ってくるまで保留に」と周囲に伝えておいたりします

職場のみんながお互いにそうしているから、誰かの担当案件のフォローを頼まれても、誰もイヤな顔をしません。「バカンスのために1カ月くらいいなくなる」ということが、仕事の仕組みの中にちゃんと組み込まれているのです。

日本人だって、子どものころは、誰しも夏休みが大好きだったはずです。

でも大人になると、まとまった休暇はお正月、ゴールデンウィーク、夏休みと、トータルで15日ぐらいでしょうか。

まとめて休めるのは年に15日程度で、それが20歳過ぎから60歳くらいまで続く。

そんなシステムの中で、「仕事がない日に何をしたらいいのかわからない」「自分の自由な時間をどう使ったらいいのかわからない」なんていう人が量産されている気がします。

「定年後の膨大な時間をどう過ごせばいいのかわからない」と悩んでいる人が、大量発生していますからね。

日本で1カ月もまとめて休めるような企業は稀でしょうから、いきなりフランス人の真似をするのは、さすがに難しいでしょう。

自分だけ自由を行使するのは勇気がいる、という人も多いと思います。

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ひろゆき】なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23

ひろゆき(西村博之)

2ちゃんねる、ニコニコ動画、ペンギン村……それまで誰も思いつかなかった〈価値〉を生み出し、人より多くの〈お金〉と〈自由〉を手にした男・ひろゆき。“時間”や“成果”に追われるあなたに向けて、コスパよくひとり勝ちするための時間術を語る。★...もっと読む

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