もうすぐ布マスク2枚が届く

先週の安倍昭恵首相夫人に続き、今週は安倍晋三総理大臣を取り上げます。史上初となる緊急事態宣言にまで至った新型コロナウィルス問題。日々状況が悪化していくなか、安倍晋三首相が突如打ち出した対策が、「一世帯につき二枚の布マスク配布」。多くの人が度肝を抜かれた布マスク2枚問題とはなんだったのか、武田砂鉄さんが考察します。

アサリの気持ちを考える

東京五輪の延期が決まる少し前、ある新聞社から、トライアスロンの会場となるお台場海浜公園付近の水質改善のため、アサリが活用されていることについて取材を受けた。延期されたとはいえ、これから記事化される可能性も残るので詳細は避けるが、水質汚染が問題視されている海に砂を投入、アサリなどの貝がすみつくことで水質を改善しようとしていた。その報道を受けて「生まれて初めてアサリの気持ちを考えている」とツイートしたのを新聞記者が読み、取材依頼が舞い込んだのだ。

いざ、取材を受けてみると、各方面に取材した記者が「アサリの気持ち」を熟知しており、アサリの生態、砂を投じることによる他の生態系への影響、砂の投入費用など、驚きの事実をいくつも知った。むしろ、「アサリの気持ち」を教わったような気持ちで取材終えたのだが、これだけの珍策でありながら「やらないよりマシ」という意見がそれなりに残ることを互いに不思議がった。確かに、アサリがすみついて水質を改善する可能性はある。砂の投入が発表されたのは開催半年前。しかし、半年間では厳しいという。もしも、「ダメじゃん、アサリ」という結果になった時、「やらないよりマシ」派は、アサリのせいにしたのだろうか。なんといっても、執り行う側の自己肯定力が膨れ上がったままの東京五輪である。水質が改善されなければ、本当にアサリのせいにする気がする。

「やらないよりマシ」理論
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ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜

武田砂鉄

365日四六時中休むことなく流れ続けているテレビ。あまりにも日常に入り込みすぎて、さも当たり前のようになってしったテレビの世界。でも、ふとした瞬間に感じる違和感、「これって本当に当たり前なんだっけ?」。その違和感を問いただすのが今回ス...もっと読む

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hiropi_fx "「この布マスクを配れば、国民が納得してくれるだろう、と思っている人たちが国を動かしているという事実」が不安なのだ" https://t.co/XALMyu5WV0 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

F_no_kiroku #スマートニュース 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

petitnoopy https://t.co/k4G1F11OK7 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

benet0001 要らないよ! 約2ヶ月前 replyretweetfavorite