第7回】長い説明よりも短い説得が響く 大衆の心をつかむ“一言政治”

近年、支持率の高い政治家には、元首相の小泉純一郎に代表される「ワンフレーズ・ポリティクス」(一言政治)を得意とするタイプが多い。わかりやすい一言が大衆の心をわしづかみにするのだ。

 「私の内閣の方針に反対する勢力、これはすべて“抵抗勢力”」──。

 2001年の衆院本会議代表質問の檀上。民主党を率いる鳩山由紀夫の質問に、首相就任間もない小泉純一郎は声を荒らげた。

 名古屋外国語大学の高瀬淳一教授(情報政治論)はこの答弁を「日本の歴代首相が行った“言葉政治”の中でも白眉。日本の政治手法を変えた」と位置付ける。田中角栄に端を発した20世紀の政治力の源泉である数の力(カネの力)を“支持率の力”へと塗り替えた上、「与党vs野党」という従来の構図も消し去ったからだ。

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