仕事で那覇に行くことになったのは、コロナ騒動真っただ中の3月初旬。上司から「沖縄か……いいな。まぁ、このご時世だから濃厚、いや濃密接触だけは禁止で」と、念を押されて機上の人となったのであるが、羽田から乗った飛行機はガラガラ。図らずも快適な空の旅となったのであった。
3月は大学生の卒業旅行で賑わう沖縄便だが、この日はガラガラ。シートを3つ使って寝っ転がりながら、快適な空の旅を楽しんだ
那覇で出迎えてくれたのは、沖縄在住10年を迎えたエロ本編集者時代の大先輩のM先輩だ。M先輩の超オススメの店があるというので、ウッキウキで那覇に着いたのだったが……
「めんそーれ! いやぁ~コロナ騒動でさ、行こうと思ってたお店がしばらく店を閉めることになっちゃってさ~」
M先輩、Tシャツ姿でニコニコ笑いながら話していますが、こちらは取材しないとページが白紙で出るわけで、もう気が気じゃない。
「なんくるないさ~。代わりにちょっとディープなとこ用意したから、行きましょうね~」
そう言って那覇をすっ飛ばして向かったのが、深夜の宜野湾市だったのである。
真栄原の夜は濃い、濃すぎる!
今は壊滅した真栄原のちょんの間。車で通り過ぎたのだが、ガランとした空き家がなんとも言えない不気味な空気を漂わせていた
やって来たのは、有名な赤線地帯があった真栄原からほど近い、煌々とピンクのネオン管が光るスナックビルにある「ラウンジLADY」だ。
じゃあ、まずはやっぱり沖縄なので……ということで、泡盛をボトルで入れ、明子ママの「アリ、乾杯!」でスタート。
写真左からくみちゃん、明子ママ、サーチちゃん、まいちゃん。まいちゃん以外はみんなウチナンチュだ
旨い酒とウマの合うトーク。まったり過ごす真栄原の夜
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