子どもが必要としているのは
「いてくれてありがとう」というメッセージ
「自分はここにいていい」という感覚は、言葉で説明されて理解するものというよりは、周囲から、「あなたがいてくれて嬉しい」というメッセージを繰り返し受け取ってはじめて得られる、身体的感覚です。
そこで、子どもが必要としているのは「いてくれてありがとう」というメッセージです。 では、親はどんな態度、どんな声かけをすればいいのか。
親が子どもへの関心、愛情を示すとき、現在の活動に対する励ましや、将来の期待を語ることが多いのではないでしょうか。
親にとって子どもの現在や未来に目がいくのは自然なことでしょう。 しかし、子どもに「自分には居場所がある」という深い安心感をもたらしてくれるのは、必ずしも現在や未来の話だけではないと思います。
私がおすすめしたいのは、ときには、子どもの現在や未来ではなくあえて「過去」に目を向けるということです。
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