わかる日本書紀

奈良県吉野の、上古から現代に残る所作【第15代④】

ややこしい日本書紀をわかりやすく紹介した書籍『わかる日本書紀』シリーズ第2巻から、日本の正史を学ぶ連載。今回は第15代、応神天皇の御代のお話。

百済からユヅキノキミ、アチキら来朝

応神十四年二月、百済王が縫衣工女(きぬぬいのおみな)を奉りました。マケツ(真毛津)といいます。今の来目衣縫(くめのきぬぬい)※1の祖です。
この年、ユヅキノキミ(弓月君)※2が、百済から来朝し、天皇に報告しました。
「私は、自分の国の百二十県分の人夫(たみ)を率いて、天皇に帰属するためにやってまいりました。ところが、新羅の人が妨げて、皆、加羅国(からのくに)に留まっております」
そこで、ソツビコを遣わして、弓月の人夫を加羅国から連れて来させようとしましたが、三年経っても帰還しませんでした。

十五年八月六日、百済王は、アチキ(阿直岐)を遣わして、良馬二頭を献上しました。それで、軽(かる)の坂の上の厩(うまや)でアチキに飼わせました。そこを厩坂(うまやさか)といいます。
アチキはまた、よく経典を読み、皇太子・ウジノワキイラツコはアチキを師としました。

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わかる日本書紀

村田右富実 /つだゆみ /村上ナッツ

『日本書紀』は神代から第41代持統天皇の時代までを扱った日本最古の歴史書です。しかし本文は漢文、全30巻と長く読解は難しいため、正史ながら読んだことのある人はほぼいません。そこで、劇作家が書くわかりやすい文章と、親しみやすいキャラクタ...もっと読む

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