外出自粛は、恋愛や不倫で悩んでいる人には荒療治になるかもしれない

新型コロナウイルスの感染拡大により、自宅に引きこもらざるを得ない状況が続いてます。小説家の森美樹さんは、一刻も早く終息してほしいと心底願う一方で、「結婚や恋愛、不倫で悩んでいる人には、荒療治になるかもしれないし、一縷の望みを見出すきっかけになるかもしれない」と考えます。

コロナウイルス問題で、地球全体が引きこもり傾向にある。

学校が休校になったり、テレワークやリモートワークがメインになったり、生活形態の変化についていけず、コロナ云々でなくとも体調を崩す人がいるのではないか。私に至ってはもともとが自宅勤務なので、仕事に関してさほど支障はない。対面式の打ち合わせがメールや電話に切り替わったくらいだ。と言いつつも、一所に落ち着いていられない性格の私だ、ファミレスやカフェで執筆することも多々あり、急に「出かけるな」と命令されると逆らいたくなる。

が、他人様に迷惑かけるのも憚られるので最小限の用事以外は引きこもっていた。幸い仕事は忙しく、自宅にいても頭はフル稼働という日々が続いているのだが、テレビやラジオをBGMにしつつ思ったことがある。

親が苦手な子供にとっては、逃げ場がなくなってしまう

学校が休校になれば必然的に家族で過ごす時間が増え、親子間の問題が浮き彫りになるだろう。実は私、学生の頃って両親が苦手でほとんど口をきかなかった。家にいるのが嫌だったし、両親と過ごすのが苦痛だった(今は良好な関係を築いています)。私のように親が苦手な子供にとって、逃げ場がなくなってしまうのだ。

私は田舎育ちゆえ、かなり広い一軒家で暮らしていたから、自室にいれば親をシャットアウトできた。昨今の住宅事情を考慮すると、ひとり部屋を持たない子供はめずらしくない。親にしたって、働かなきゃならないのに仕事ができず、子供のご飯もつくらなきゃならず、さらに子供が反抗期だったりすればストレスフル間違いなし。

親子間も大変だが、夫婦間はさらに大変かもしれない。お互い仕事ができない、あるいは自宅勤務になってしまって、落ち着かない。人間なんて、たまに会うから体裁を取り繕っていられるのに、四六時中近くにいられたら息がつまる。

コロナ鬱はもとより、コロナ離婚とかコロナ別居とか発生しているかもな、ウイルスより問題かもしれないよ、と不謹慎ながら思ってしまった。まあ、四六時中近くにいることで、悟りというかあきらめの境地になり、仲良くなる例もあるとは思う。それはそれで絆が深まるというか絆の修復というか、意外なコロナの副産物で良いのだが。

引きこもりになってしまった恋人同士や不倫カップルは……
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アラフィフ作家の迷走性活

森美樹

小説家の森美樹さんは、取材や趣味の場で、性のプロフェッショナルや性への探究心が強い方からさまざまな話を聞くのだそう。森さん自身も20代の頃から性的な縁に事欠かない人生でした。47歳の今、自分自身の経験を交えながら、性を追及し、迷走する...もっと読む

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コメント

okinitonakayosi 試されてるのか。そんな気もするけど、もともと活発に会ってはいないから、変わらないな😑 https://t.co/qCwG2kI1ht 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

cookingkumasan |アラフィフ作家の迷走性活|森美樹|cakes(ケイクス) 面白かった https://t.co/oX1MUXfAjj 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

somaelley |森美樹 @morimikixxx |アラフィフ作家の迷走性活 コロナは踏み絵、カップル頑張れ! 不倫は即なくなれ! https://t.co/cBKWUQuvyV 約2ヶ月前 replyretweetfavorite