お知らせ
4月6日まで、この連載の3本の記事が無料公開中です。若い人に向けた記事なので、学生の方や、あるいは親子でお読みいただけるとうれしいです。
※幡野広志さんへ相談を募集しています。専用フォーム(匿名可)からご応募ください。
はじめまして。いつも幡野さんの写真や、記事等楽しみにさせていただいています。たなかと申します。
わたしは現在25歳で、先日約2年付き合ってきた彼氏にふられてしまいました。
原因はわたしが彼を裏切ってしまったことです。
前科もあり、「次で最後」と言われていた中での裏切りでした。
自業自得以外の何でもありません。
「女の子として信用できない」「一緒に生きていけない」と言われました。
現在は友達に戻った状態です。
嫌いになったわけじゃないけど好きではない、と言われました。
彼はもともと、信用が0になるとその人のことがどうでもよくなるほど0になる人で、わたしもその性格は理解していました。
もともと職場に男性が多い業界で、仕事関係で飲みに行くと高確率で女子は自分1人になります。
そのなかで男性と距離が近くなってしまうことも多々あり、裏切り行為をしてしまったことを正直に話しました。
相手の方にも謝罪したところ「自分はされてない、勘違いだ」との旨を伝えられたため、それも追加して彼氏に謝罪をしました。
それを正直に反省して伝えることが自分にとって「せめてもの相手に誠意を見せること」だと思っていましたが、「自分が楽になっただけ」と言われて初めて自分がやってきた謝罪が自分本位であったこと、行為自体の重さを再確認しました。
時間が経てば忘れることや、気持ちが楽になるのかもしれないですが、どうにか信頼を取り戻し復縁したいと考えています。 元彼からの信頼を取り戻すにはどうしたら良いでしょうか…?
(たなか 25歳 女性)
いろんなの悩み相談がわりとたくさんぼくのところにくるんですけど、悩みの種類をジャンル分けしてみると、悩み方にそれぞれ共通点があるんです。心理変化が似てくるためなのか、共通点が相談者自身の文章表現や自己分析にあらわれます。
たとえば子どものころに親から虐待をうけた人って、やたらと自己分析や文体が冷静だったりするんです。逆に子どもに虐待をしている親って、やたらと支離滅裂だったりします。
きっと弁護士だって依頼者に、銀行員だって融資の顧客に、企業でクレームの受付担当をしている人だって、医療者だって、アイドルだってそれぞれの相手に共通点みたいなものを感じているとおもうんです。彼らはプロなので口や表情にもださずとも、それをいかしてコミュニケーションや業務を円滑にしているとおもいます。
浮気や不倫をした人の相談の最大の共通点は、とにかく自分をキレイにみせるということです。