人から好かれる一番の方法は自分が好きになること

人生につまずき、恋愛もうまくいかなくて女性用風俗にいったという女性からの相談。「前を向けるようなアドバイスを」という彼女に、幡野広志さんの回答は? 本連載を書籍化した『なんで僕にきくんだろう。』とあわせてお楽しみください。

お知らせ

4月6日まで、この連載の3本の記事が無料公開中です。若い人に向けた記事なので、学生の方や、あるいは親子でお読みいただけれるとうれしいです。

・正義の仮面をかぶった人たちの無責任な言葉

・二十歳で童貞のあなたへ

・十四歳の君が夢を叶えるために


※幡野広志さんへ相談を募集しています。専用フォーム(匿名可)からご応募ください。

初めまして、私は今年23歳の女性です。

2年間浪人をしましたが上手くいかず、私でも入れる大学に入り1年は通いましたが、結局2年目は休学をして、先ほど退学届けを出して来ました。

休学中、1番上の姉は3人目の子供を妊娠し、2番目と3番目の姉はそれぞれ弁護士さんと外科医さんと結婚をしました。2番目の姉は去年の年末に子供ができたことがわかりました。

私は恋人ができたことがありません。自分に出来ることはなにか考え、やって来たつもりでしたが結局上手くいきませんでした。

去年の年末、私は女性用風俗に行ってきました。ホテル代や交通費などを含めると20万円ほどかかりました。お金を払って、抱いてもらいました。

とてもいい人でしたが、涙が止まりませんでした。初体験でした。 自分にはこれほどまでに価値がないのかと思います。

周りは上手くいっているのに、なぜ私だけ全てつまづくんでしょうか。 今までの22年間はなんだったんだろう。坂を転がり落ちていくようです。 誰か1人でいいから私を好きになってくれる人がいてくれたらと思います。

前を向けるようなアドバイスをいただけませんか。 よろしくお願いします。

(シロ 22歳 女性)

有名大学を卒業して、白馬の王子様みたいな彼と恋愛をして、誰でも知っているような企業に就職して、エリートな旦那さんと運命的な出会いをして結婚して、健康でかわいい子どもを育てて、そういう絵に描いたようなしあわせエリートがあなたのしあわせの価値観なんでしょう。

あなた自身にも全能感のようなものがあったとおもうんです、「今までの22年間はなんだったんだろう」という言葉と、なによりも「坂を転がり落ちていくようです」という言葉に現れています。それなりに人から褒められて、上り坂の頂点にいるとおもっていて、高校生ぐらいまではしあわせエリートになることが当たり前とおもっていたんじゃないですか。

ところがそれに暗雲がたちこめてきて浪人や中退、白馬の王子様が20万円でやってきたことが決め手になって、虚しさを感じて崩れてしまったんじゃないですか。少女マンガや恋愛ドラマもみんなしあわせエリートの描写があるし、親も学校も子どもにたいがいしあわせエリートを求めがちだよね。

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幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。

幡野広志

写真家・幡野広志さんは、2017年に多発性骨髄腫という血液のガンを発症し、医師からあと3年の余命を宣告されました。その話を書いたブログは大きな反響を呼び、たくさんの応援の声が集まりました。想定外だったのは、なぜか一緒に人生相談もたくさ...もっと読む

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コメント

m1sakenny 「幻想坂」→「現実交差点」という例えが言いえて妙。素晴らしい 10日前 replyretweetfavorite

shuya_game 最後の「Do it yourself した感じの車椅子」が気になって夜しか眠れない 10日前 replyretweetfavorite

Hiroko_iro |幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう。|幡野広志|cakes(ケイクス) 幡野さんの言葉。相談者じゃなくても、響く。 大変な状況でのユーモアがあって。まだまだ話を聴きたい。 https://t.co/qQQ0qZIx2p 10日前 replyretweetfavorite

MCPT25 女風で20万もかかる…? https://t.co/QhmBSyFrxh 10日前 replyretweetfavorite