トイレットペーパーを品薄にする人たち
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
先日、妻と近所を散歩していたら、小さい学生さん向けっぽいアパートがあって、その各部屋の入り口の扉のドアノブに、トイレットペーパーとマスクっぽいものが入ったスーパーの袋が下げてあったんですね。ちょっと異様な光景ですよね。
妻と「あれはどういう意味なんだろう」と推理しました。たぶん、その小さいアパートの大家さんがトイレットペーパーやマスクをたくさん売っている薬屋さんを発見し、「うちの居住者さんたちが困ってるんじゃないかな」と買いだめして、みんなに配って回ってるんじゃないか、という結論になりました。
どうやらそういう、「トイレットペーパーやマスクをみんなに配って回ってる人」がたくさんいるらしいんです。ママ友同士でも、みんなに見えないようにこっそりと仲の良いママに「これ、どうぞ」とか言って、マスクをお裾分けするのが流行ってるらしいんですね。
あるいは、行列に並んでトイレットペーパーを買って、それを家に持ち帰って、「さあ次!」って感じで、また別の薬屋さんに並んでトイレットペーパーを買ってる人たちも存在するらしいんです。もうほんと、そういう人たちが品薄にしてますよね。
とはいえ、実は彼らの行動って、意外と結構な経済効果なのではと思い始めました。僕、こういう仕事をしているので、今、毎日が「御社って経営的にコロナの影響ってどうですか?」って話題ばかりなんですね。
うちの場合、音楽系、広告系、旅行系、飲食系、小売り系の仕事をされているお客様が多いのですが、やっぱりみなさん大打撃なんです。例えば広告代理店だと、イベントがダメなのはもちろんですが、「春の初売りキャンペーン」みたいな仕掛けが縮小されたりなくなったりって感じなんですね。小売り系も、「入荷しなくなった商品が多いんです」ってことをよく聞きます。特に輸入に頼っていたものに多いそうです。
逆にネット関係のお仕事はあまり影響がないのかなと思って色々と聞いていると、やっぱり大手メーカーや航空関係、旅行関係とかの広告や企画が根こそぎ潰れてしまっているそうなんです。結局はある業界が倒れると、少しづつ別の業界にも影響が出て、少しづつ少しづつ経済がダメになっていくのが肌感で伝わってくるんですね。だから「あの業界だけは大丈夫」って、ほとんどないようです。まあ当然と言えば当然です。
楽しくお金を使うアイデア
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