日本語に翻訳できないけど、いまきっと大切な視点をくれる言葉

ジャッジメンタルという言葉をご存知でしょうか。なかなか日本語にぴったりな言葉がないようですが、いま私たちが特に注目すべき言葉かもしれません。

こんにちは。

前回は、「わからないこと」をわからないままにしておくと、不安が消えるのでは?と書きました。それは禅の思考でもあるそうです。

世の中のことは、ほとんどがグレーゾーンの濃淡の中にあると思います。

反対に、極端な白か黒かで考えることは、白黒思考と呼ばれます。
「あいつが悪い」「正しくない」「間違っている」みんな白黒思考です。


訳しづらい「ジャッジメンタル」

英語にジャッジメンタル(Judgemental)という言葉があります。
辞書だとこんな定義ですが、どうもぴったり来る日本語がありません。

judgmental

1. 判断の、判断に頼る
2.〔人の性格などに対して〕一方的な判断をする、性急に判断を下す
3.〔人を〕批判しがちな、〔人に対して〕手厳しい

他人に対して手厳しく、一方的な判断をすることのよう。「決めつけ思考」とでも言いましょうか。

大体「あの人はジャッジメンタルだね」というときは、ネガティブな意味です。「あいつは他人の批判ばっかりしてる」みたいなニュアンスがある気がします。(参考 ジャッジメンタルになるのを避けるシンプルな方法

前回紹介した「批判的思考」が良い意味で使われるのに対して、真逆です。
そもそも、ジャッジすることが悪い、という感覚は日本にあまりないですよね。

私もこの言葉の意味を掴むまで、時間がかかりました。もしかしたら、まだ掴み切れてない気もします。


ジャッジすると、自分の行動が定義される

では、なぜジャッジメンタルが悪い意味になるのでしょうか?

子供が先生から教わった英語の格言にこんなのがあるそうです。

When you judge another, you do not define them, you define yourself
Wayne Dyer

(他人をジャッジしたとき、あなたが定義しているのは他人ではなく、自分自身である)

他人を批判したら、事情が変わったときに、自分の選択肢が狭まります。

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cookingkumasan 「あーまた間違えちゃった、前言撤回」と言えるなら良いのです。 →これよな! 2ヶ月前 replyretweetfavorite